Archive of posts from yyyy-08-10

[本] 『スター・ウォーズ オビ=ワン・ケノービの伝説』が面白い

スターウォーズで誰が一番好きかと聞かれたら、ヨーダでもなく、ジャージャーでもなく(そんな奴いるのか?)、オビ=ワン・ケノービと答える私です。アレック・ギネスもいいし、ユアン・マクレガーもいい。挨拶はもちろん「Hello there!」だぜ!!

でも、スターウォーズはそれほど詳しくないんですね。映画を何度か見ただけ。小説は読んだことがなかったのでした。それで、はじめて読んだのがコレ。

EP5でダース・ベイダーに腕を切られたルークが、ベン・ケノービの部屋を訪ねるところから話が始まります。そこでルークは、オビ=ワンの書いた本を見つけます。EP6でルークが勇敢になっているのは、この本を読んで知恵をつけたから、という設定のようです。

以下、気になったところ。

著者によると、オビ=ワンについてもっと読みたい人は、

のシリーズを読むといいそうだ。

[本] 『NHKブックス別巻 思想地図 vol.3 特集・アーキテクチャ (NHKブックス 別巻)』

アーキテクチャと思考の場所

宮台氏がふてぶてしい。ログだの前向性記憶障害だのくだりは茶番。まとまりのない話だなあ。人が多すぎるのかな。宇野氏と浅田氏が必要ないのかも。

設計される意欲

本田由紀の「自己実現系ワーカホリック」

  1. 趣味性
  2. ゲーム性
  3. 奉仕性
  4. サークル・カルト性
[本] 『アーキテクチャの生態系 』

厚い割に読むべきところはないが、面白い。
第8章「日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか?」が特に面白い。

生態系

進化、ミーム、自然淘汰、ニューラルネットワーク、創発など。

部分が相互作用することで全体が構成されている(全体は諸要素の性質に還元できない)というシステム論的構図を持つもの。そこでは、全体を認識しているのではなく、いつの間にか秩序が構成されている。

自立・分散・協調的。非中央集権的。

Googleの「機械情報」と「生命情報」

都市としての2ちゃんねる

信頼社会と安心社会

流動性が高い社会では、まずは見知らぬ他人の信頼度を高く設定しておいて、後から細かく判断・修正するほうが効率的。これを個人の「社会的知性」スキルと呼ぶ(山岸俊男)。→信頼社会

一方、流動性が少ない時は「内輪ひいき」が合理的になる。空気を読むなどの「関係検知的知性」が進化する。個人としてのスキルではなく、集団レベルでの知性。→安心社会

前者がブログ。後者が2ちゃんねるやSNS。後者では場によってキャラの使い分けが必要になることもある。

初音ミク現象

初音ミクのような「主観的」なコンテンツでも活発なコラボレーションが生まれるのはなぜか(客観的なWikipediaやオープンソースはうまくいっている)。#オープンソースについての記述は素人っぽい。実にもったいない。

それは、ニコ動特有のインタフェース(疑似同期)によって、コンテンツの評価基準が「客観的」と呼べるほど共有されているから。

恋空の「リアル」

評価基準を共有するユーザーにとっては「リアル(ありそう)」。
これはニコ動と同じ「限定客観性」を有している。

物語が「透明」(柄谷)から虚構を通じる「半透明」(東)になった。
日常を日常的な言葉で写生しても「リアル」にならない。

内面がケータイの操作で描かれている。

ハイエク

複雑な社会においては、資源の配分は難しい。そこで、価格というパラメータがコーディネートしてきた。「個々の参加者たちが正しい行動をとることができるために知る必要のあること」が少なくて済む。偶然手に入れたこの「市場」システムに頼らざるを得ない。このことを「自生的秩序」と呼ぶ。

[本] 『ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書 399)』

素晴らしいの一言。これほど適確な内容はない。

ネットでウケるネタ

  1. 話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの
  2. 身近であるもの(含む、B級感のあるもの)
  3. 非常に意見が鋭いもの
  4. テレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフートピックスが選ぶもの
  5. モラルを問うもの
  6. 芸能人関係のもの
  7. エロ
  8. 美人
  9. 時事性があるもの
[本] 『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書 な 7-1)』

タイトルとは全然関係ないし、中身も薄っぺらい。

[映画] 『ゾンビーノ デラックス版 [DVD]』

ゾンビをペットにする、ただそれだけのことが、こんなにも頭のおかしいことだとは思わなかった!おもしろい!

[本] 『ポ-タ-教授『競争の戦略』入門 (ビジネスバイブル)』

ポーター教授の『競争と戦略』の概要をあらわしたもの。
大人語でケムリに巻かれない程度の内容が詰まってて、大変重宝しそう。

このへんってのは、誰かの孫引き、ひ孫引き、ひひ孫引き……を、言葉を変え、言い方を変え、オッサンたちがしたり顔で言う領域なので、原典(とされる)ものを当たってると、「あーそれはポーターの言うホゲホゲですね?」とか言えて、便利デスよ。

内容デスよ。

基本はこんだけ。あとはリストというか羅列というか。
必要なときに必要なだけチラ見すればいい感じ。

で、だ。

戦略の決定上でいちばん大切なのは「業界構造」と言ったけども、
業界構造にも成長曲線というのがあってだね、やがて「成熟期」にやってくる。
市場が成熟したと言い換えてもいい。この状況では、前段階の成長期とは異なり、

などが特徴的な現象として挙げられる。

この段階では、3つの基本戦略のうちのいずれかを選択する必要がある(撤退も考えてもよい)。本当の意味で戦略が重要となるのはこの段階。