Archive of posts from yyyy-06-29
— [本] 『弓と禅』中埜先生の発言らしいので読んでみたけど、訳が本当にひどい。まあ、1956年のものみたいなので、仕方ないか。内容としては、日本人にとっては大したことじゃない。スターウォーズ的なところもあるので、現代の西洋人でも理解しやすそう。歴史的価値があるくらいかなあ。これのどこがパターンランゲージの理解に役立つんだろうか。謎だ。
それはそれとして、仏教ではなくその一派に過ぎない禅(宗)に、なぜそれほどまで注力するのか不思議で仕方なかったんだけど、本書でも述べられている通り、やはり鈴木大拙の本がきっかけなんだなあ。禅を「ZEN」と日本語的に発音することからもわかるように、禅の思想は日本経由で広まっているのね。
釈尊や達磨のもともとの思想に老子やなんかの中国の思想が混ざって、さらに日本独特の何かが融合したものが、ZEN。それを「禅」宗だから仏教も同じだろうと発想を逆回転させると、ダライ・ラマに意味不明なジョークを言うようになるんだろうなあ。
個人的には、禅を学ぶよりも、釈尊あるいは龍樹について書かれた本を読むのがいいんじゃないかと思ってる。あんまり詳しくないので、偉そうなことは言えないけど。
— [本] 『手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術』営業の本ってだいたい生保系が多いんだけど、そのなかでは一番いい感じの内容。営業だけで完結する業種(売り切り)であれば、営業自体の行動時間を増やせばよい。当たり前だけどなかなかできないんだなあ。
具体的なツールとしては主に2つ(あとの3つはおまけだ)。
- 16分割週間スケジュール
- 1日20ポイント獲得シート
- 契約(4)、面談(3)、アポ(2)、電話(1)、紹介(1)、メッセージ入り名刺(1)、はがき(1)
タイトルから構成からビジネス本をよく研究してる感じがした。逆にあざとい感じがするくらい。それでも、よくできてる。
— [本] 『ザ・キャッシュマシーン 』営業プロセスにもTOCを適用するというもの。営業プロセスも”じょうご”の形になった従属関係のあるプロセスである。各ステップにかかる時間は不確実であり、その不確実を管理すれば(制約条件に対して5つのステップを使っていけば)改善できる。
月次や四半期の目標は最初から高めに設定。年次にバッファを設けておいて「これ以上下回ったら管理する」方法にする。
- CCPMは『ラン・ローラ・ラン』
- CPMはクリティカルパスにリソースを集中する。一方、CCPMは(1)使えるリソースも考慮する[リソース制約]、(2)保護時間(バッファ)を使う。
うーん
— [本] 『1分間セールスマン: 心で売る共感のセールス』うーん
— [本] 『残業ゼロの「1日1箱」仕事術』それっぽいこと書いてあるけど、いまいち。
— [本] 『新ナニワ金融道 4 (絶望銭色吐息!!編)』薄いわあ。
— [本] 『ブラックマネー: 「20兆円闇経済」が日本を蝕む』黒いわあ。「ノーリスク、ハイリターン」ってのがまた。
ゆびとまの話が出てきた。
書いてあることは面白いけど文章はあまりうまくないかも。
— [本] 『この「社則」、効果あり。 (祥伝社新書 117)』思ったよりも大したことなかった。期待が高すぎたのかも。
それでも他の書籍よりも何倍も面白いわけだが。
ただ、ここで紹介されてる制度やら規則やらについては、それほど「いい」とは言えない感じのものばかりで(ないわーって思うものばかりで)、
逆に以前は「それはないわー」って思ってたカヤック社のサイコロ給のほうが、ちゃんと説明を聞いたあとだと、「いいかもしれない」って思えたなあ。
- コトバの領収書
- 課題図書
- サラダ1つにつき20円の寄付
- 評価はやっぱり難しい
- 成果主義ではなく、360度評価に変えたらパラダイムの変化が生まれた
- 手書きよりメールのほうが臨場感がある(うーん?)
- 遅刻・休みの理由は、できるだけ面白いもの、役に立つものではなくてはならない
全然関係ないけど、著者も含めた1974年生まれあたりの世代は、
どうにも「若者気取り」する感じがあるなあ。
学生時代にインターネットに触れた最初の世代とかそういうことなのかな。
追記
あー最後のは、良い悪いでも好き嫌いでもないです。何もdisってないです。
誰かを念頭に置いてるってわけでもないので、次に会ったときなんかに「どうも!若者気取りの○○です!(死ね!)」とか言わないでください。
— [本] 『アメーバ経営』実学の次ということでアメーバ経営。
そもそも労使協定がウザくて「全員が経営者になったらいいんだ!」みたいな感じで始めたみたいだけど、つまりは、組織を小さな独立採算組織(アメーバ)として分けるというだけのこと。
アメーバの条件とは、
- 収入と費用が明確に算出できること
- ビジネスとして完結する単位であること
- 会社の目的を遂行できるように分割すること
の3つ。まあ、普通だね。部門会計のもっとかっちりしたやつと考えればいい。
重要だと思ったのは、アメーバでの金銭的な成功が昇給につながらないということ。
金銭により人の心を操るような報酬制度を京セラはとっていない。
だそうな。それよりも、経営者であることに喜びを感じる「人間尊重の経営」が重要なんだと。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん???????
「全員経営者」を謳うのはいいけど、これってやっぱり従業員だよね。
いろいろ気持ち悪くなってきたなあ。
『アンダーグラウンド [DVD]』同期のお気に入りの一本ということで観てみた。