Archive of posts from yyyy-02-12
— [映画] ロボット・ドリームズ犬の行動がバカすぎて見ていてイライラしたんだけど、見終わってしばらくしてから、人付き合いが苦手な人は概してそういうもんだよなあ……と思いなした。
— [映画] 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ [DVD]』最高におもしろかった。ビデオカメラ好きの古着屋のオッサンがストリートアートに興味を持ち、いろいろ同行取材をしているうちにカリスマ(バンクシー)に出会う。これまで録った映像をまとめてドキュメンタリにすることを勧められるが、あまりの才能のなさにカリスマが絶句。「えっ……と、それじゃあ、自分でストリートアートを始めてみたら?」そう言われて始めたオッサンのストリートアート。私財を投げ打って宣伝しまくったら、素人のパクりのハリボテなのに大成功(これは古着屋と同じビジネスモデルなのだ!!!!!!!!)。挙句の果てには、『セレブレイション~マドンナ・オールタイム・ベスト』まで手がけることに。
カリスマ「……えっ?えっ?せ、成功したの?よっ、よかったじゃん(えーーー!)」っていう。
で、この作品の監督がそのカリスマ、バンクシーっていう循環構造。メタメタしてる。オススメ!
— [本] 『世界一利益に直結する「ウラ」経営学 | 日垣 隆, 岡本 吏郎』普通の内容かな。
- 財務諸表は儲けに関係がなく、単純に売上をつくらないと儲からない。
- 価格は5倍や10倍に上げる。ボランティアは業界のためにも悪い。
- B2Cだとクレーマーがしんどい。
すごく面白いんだけど、単なるクレーマーじゃん!!っていう部分が目立ってしまい、とても残念な内容になってる。
その理由は主に旧パラ(旧態依然のパラダイム)への対抗意識で、非合理的なものに対する憤慨であり、「あるべき道筋」への説明らしいのだけど、やっぱりクレーマーだよなあ。仕方ないところもあるけれど(不動産屋の場合など)、頭おかしい部分も多々ある。
淡々と増刷がかかるのはすごいなあ。とか、「フリーの牧畜家」っておもろいなー。とか、その他のところは本当に面白い。
— [本] 『営業は「洗脳」―一瞬でお客様を支配する禁断の営業術』いい加減、似たような内容で本出すのやめて欲しいなあ。なら買うなよって感じだけど。
- 未来のハッピーというストーリーを伝える
- 人間の認知は五感から得られた情報なので書き換え可能
- 内部表現の書き換え
- 抽象度の高い人と低い人で伝え分ける
- 話を受け入れやすい声の周波数がある(低い声、遅い話し方)
- ぺーシング(同調)……まねする
- Rのゆらぎ……五感を言葉に出して空間を支配する(なんだそれ!)
- リーディング……1,2を経た上で、導く
- カタレプシー(暗示がかかりやすい状態)
- 評価関数を変えて、ドリームキラー排除
- 人間は現状を維持しようとする(抽象度を高めて”変わってない”と思えばいい)
従業員は鉛筆などと同じ
- 頑張っても「鉛筆が何を頑張っているのやら」扱い
- 資本家と労働者はビジネスにおける契約関係以外にない
- 個人事業主になるのが著者のおすすめ
- 自己実現は会社に求めず、自分でやること。
14歳が読むにしては難しすぎるので、あえて難しすぎるようにして自分に「感染」させようという魂胆なんだろうな。
宮台は軽く絶望したんじゃないかね。国民の「選ぶ能力」のなさに。自由(ゆとり)を作って選択肢を増やしたのに、いまだに「みんな」の世界に生きている。
ならばエリート思想だという。エリートであれば自己実現を仕事に結びつければいい。「みんな」を幸せにすればいい。その他大勢は、「自己実現できる仕事があるという考えを捨てろ」。
しかし、人間には高い期待を持つべき。承認を与えてくれるのは人間しかない。承認さえあれば、仕事がうまくいかなくったって、そんなの大したことじゃなくなる。
なるほどねー。一貫性があって分かりやすい。なんか考え方変わったね。
おまけ
最後に、宮台のおすすめSF作品の解説があった。
それはそうと、一浪してたんだね。私は宮台信者だったんで、なんかべらぼうに頭良いのかと思っていたんだが、受験勉強は1日4時間しかやってなかったらしい(なので最初は落ちたみたい)。
— [本] 『億万長者のカンニングペーパー』2chでよくたたかれてる人だけど、参考にはなる。
要するに:
- 勉強(スキルアップ)しても意味ないよ
- 真似できるか真似できないかを見分ける眼さえあればいいよ
- 真似できそうなものをとにかく集めればいいよ
- 集めたものを抜き差しして活用すれば完成だよ
たとえば、いちいち考えながら文書を書かないで、日頃集めてた良文をパクって書けばいいじゃない?時間ぜんぜんかからないよ?っていうことだ。さらにはパクリはぜんぜん悪くないよ。とおっしゃる。
あとは、お金を儲けることに関係のないことはやらない。TVを見なくていいし、政治とか知らなくていい。むしろ関係のない情報は無意識に悪影響を及ぼす。
セミナーには参加者に会いに行くために料金を払う。
複数の神を持つ(1人の信者になってはいけない)。
- 商売の原型*を整理する。
これは!ちゃんと追いつければいい教材だ!
- ディクテーションとシンクロ読み(オーバーラッピング)
- シンクロ読みの前は舌の準備体操
- 内容語は強くたっぷり、機械語は弱く素早く
- 内容語は等間隔(間に機械語があっても)
- シュワ
- 英語は腹式呼吸、声低め
ref 英語上達屋
— [本][Wiki] 『10+1 No.48(2007)』かくたにさんオススメのetoさんへのインタビュー。# なんでこれだけ書影がないのか!
パターンのところはすでに知ってることが多いのだけど、自分のことながらなんでパターン言語にしちゃったかなぁ……といつも悔やまれる。まあ、『プログラムデザインのためのパターン言語』という書籍があったから、という理由はあるのだけど。やっぱり、「言語」という単語から受ける意味を伝えたくないので、カタカナのまま「パターン・ランゲージ」が良かったなぁ。# それはそうと、「パタン」と長音を抜かしている人はなぜそうするのだろう?
新しく発見したことは、「コミュニケーションパターンの実践」の例について。
ヨアヒム・ミュラー・ランセの自分たち自身の手でデザインする、新宿駅ガムテープの佐藤修悦さん、『沢田マンション超一級資料 』、はすべてコミュニケーションパターンの実践だったのか。そうか。そうだな。
改めてWard Cunninghamスゲーな、って思うな。かくたにさんによると、スゲーひと(or カッコいい人?)はみんなWikiを作っているらしいよ。