[本] 『14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に』
14歳が読むにしては難しすぎるので、あえて難しすぎるようにして自分に「感染」させようという魂胆なんだろうな。
宮台は軽く絶望したんじゃないかね。国民の「選ぶ能力」のなさに。自由(ゆとり)を作って選択肢を増やしたのに、いまだに「みんな」の世界に生きている。
ならばエリート思想だという。エリートであれば自己実現を仕事に結びつければいい。「みんな」を幸せにすればいい。その他大勢は、「自己実現できる仕事があるという考えを捨てろ」。
しかし、人間には高い期待を持つべき。承認を与えてくれるのは人間しかない。承認さえあれば、仕事がうまくいかなくったって、そんなの大したことじゃなくなる。
なるほどねー。一貫性があって分かりやすい。なんか考え方変わったね。
おまけ
最後に、宮台のおすすめSF作品の解説があった。
それはそうと、一浪してたんだね。私は宮台信者だったんで、なんかべらぼうに頭良いのかと思っていたんだが、受験勉強は1日4時間しかやってなかったらしい(なので最初は落ちたみたい)。