Archive of posts from 2009-8

« 2009-07 | 2009 | 2009-09 »

[映画] 『20世紀少年(第2章) 最後の希望 通常版 [DVD]』

TVでやってたやつ。相変わらずひどい。なんかテレビドラマみたいだなあ。ストーリーが頭おかしいのは原作からなので仕方ない。

[映画] サマーウォーズ

映画観て泣くなんて久しぶり。それも号泣。ただそれは、作品が良かったわけではなくて、断片的なシーンが良かったに過ぎない。泣いたシーンは次の2カ所。どちらもお婆ちゃんのシーン。

  1. 黒電話
  2. 手紙

それぞれ理由は違っている。(1)は、複雑すぎる世界において、何が問題なのかは分からないが、問題が起きていることは分かる。そんなときに、自分が何をしなければならないかを理解していること。そして、そこにそれまで生きてきた経験が詰まっていること。ここは、キングカズマとネットの住人との対比でもあり、より良く生きてきたことが、いつまでも、正しく評価されているということがうたわれている。(なんでフィクサーなのかは謎だけど)

(2)は、普通に泣くシーンなので分かりにくいんだけど、なかでも他者の受け入れは本当の意味での感動ポイント。

でも、その肝となるお婆ちゃんのキャラがブレてる気がするし、話の展開のためだけに安易な道具として使われている気がするので、残念な感じ。

[本] ねこぢる大全 上・下

本棚の整理をしてたら『ぢるぢる旅行記 (インド編) 』が出てきて、懐かしさよりもその凄さに改めてビックリした。で、Amazonでねこぢるの作品を検索してたら大全が出てんじゃねーすか!ってことで、昨日注文して、今日届いた。これには全作品が載っているらしいですよ。

作品の凄さは改めて言う必要はないと思うけど、世の中にはちゃんとキチガイがいて、不幸にも接触しちゃったからには彼らとの関係性をどうにかこうにか考えなくてはいけないんだってことを、この作品では何度も何度も語っていたわけだね。まあ、自分自身もキチガイの可能性があるわけだけど。

で、その関係性とは何なのか。インドの旅行では、おかしな人のことは”ヒンドゥー教の結果”だということで理解し、その関係性の源にしている節がある。でも、日本のキチガイじじいやばばあなんかに対しては、にゃーこの視点からすると、本当に理解できていないし、する必要もないし、関係を遮断したがっているように見える。「ぶただからイヤだ」的な。

背景の見えないキチガイは怖いし扱いにくいってことなのかなーと思ったりする。

[映画] 『20世紀少年 第1章 終わりの始まり 通常版 [DVD]』

原作はさほど好きじゃないけど、あの原作にしてはよく作っているように思ったなあ。でも、なんか人物のアップがアホみたいに多いのがすごーく気になる。いかにもTVドラマっぽい。それに、時間が長い割には強弱の付け方がおかしかったりする。劇場で見てたら死んでたけど、家で見るなら別に問題ないな。

[映画] 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

ストーリーがダメだ。意味わかんない。いろいろ詰め込まないといけなかったんだろうけどさ、作ってて気持ち悪くならないかなあ。スタートはよいのに、あとが適当すぎる。

シーンごとには満足するところがたくさんあった。龍騎対ZXとか、(意外にも)Gacktとか、シャドームーン様とか、やさぐるまさんとか、仮面ライダーJとか。でも全体的につながってないのでぜんぶ台無し。

ディ・”僕を見ていてくれよ”・エンドが終始かわいい。

[映画] 侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦

渋谷にて。基本的にTV版と構成が同じ。安心して見られる反面、特に変わったこともなく物足りない。馬とか宙ぶらりんくらいかな。オーレンジャーは見てないしなあ。あと、いつの間にか流ノ介がボケキャラになってる。そうだっけ。

[本] 『暗黒神話 (集英社文庫(コミック版))』

なんかよく分かんないけど、すごいね。中二のすごいやつ。

[映画] 『ヴィトゲンシュタイン (WITTGENSTEIN) [DVD]』

『はじめての言語ゲーム』で紹介されていたので借りてみた。
低予算短納期で作られたようで、これといって感想もないのだけど、とりあえずゲイばっかだなーという感じ(ラッセルもケインズもウィトゲンシュタインも)。

あとは、『論理哲学論考』より後期のほうが大事って感じかなあ。世界に「hello」に相当するものはないよね。マッピングできないよね。みたいな。

[本] 『はなぜ流行るのか (PHP新書 451)』

さてさて。スピリチュアルウォッチ活動の一環です。

観測対象を記述する姿勢は素晴らしい。江原はどうでもいいが、シャーリー・マクレーン、ニューエイジ、千の風になって、までその観測範囲に入っている。そして、「ロハス」をスピリチュアルに入れるところにセンスを感じる。

しかし、タイトルにある「なぜ」に答えきれていない。そこが残念。

スピリチュアルについては『自分探しが止まらない』の人にまとめてもらいたいな。

[本] 『ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)』

よくわかんないや。「小田マサノリ」なんて固有名詞も「素人の乱」や「場所っプ」なんて言葉も知らないなあ。どこの世界の話なんだ。

[本] 『「ビジネス書」のトリセツ 』

すごいなあ。メタだ。ビジネス書の分析とパターン化。
ビジネス書を書きたい人は参考になることが多いでしょう。
とにかく「まえがき」が重要らしい。

参考文献にあったリクルートの人の営業の本を注文してみた。

須藤元気のバシャール本が載ってて吹いた。

[本] 『本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)』

この人フォトリーディングの人だよね。ケンカ別れしたのかなあ。

まあ、フォトリーだわ。

[本] 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』

下町の社長さんの粋。面白い。どこがっていうわけじゃなくて全部。

信用される。遊ぶ。卑屈にならない。嘘をつかない。ぜんぶ基本。

[本] 『新・資本論 』

としあえず対談相手を先に明らかにしたほうがいいんじゃないかなあ(井上トシユキ氏)。

[本] 『自分で考える社員のつくり方 (PHP新書 579)』

うーん。

[本] 『イヤな客には売るな!』

[本] 『のだめカンタービレ(22) (講談社コミックスキス)』

DVDつきはもったいないので普通のやつ。そこそこ面白かったですよ。
でも以前にも何度か見た展開かなあ。

[本] 『4時間半熟睡法』

これは良い本だなあ。シンプルだけど全部まとまってる感じ。

結論としては「毎日、6時間半から7時間半寝るのががベスト」だけど、
忙しい人は「平日に4時間半、週末に6時間と7時間半」のサイクルがよい、っていうもの。

(タイトル不明:B00287MD26)がよいらしいので早速、注文した(楽天だと1.4万とか)。

[本] 『超「時間脳」で人生を10倍にする』

  1. クロックサイクル
  2. 並列度
  3. 抽象度

関係ないけど

ファミレスで「何か食事を出せますか?」と聞いたんだって。そしたら店員が「当たり前です」と言ったらしいんだけど、それに対してに「想像力が欠如してる」と言っちゃう苫米地氏。いろいろ理由つけてたけど、なんだかなあ。

[本] 『ラクして成果が上がる理系的仕事術』

同じ著者。また折り目がなかった。なんだろうなあ。古くさいんだよね。

[本] 『一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ』

読み終わったらどこにも折り目をつけてなかった。
何も得られなかったらしい。
どこかで聞いたような当たり障りのない話ばかり。
あ、いや、自分がいろいろ読み過ぎなんだと思う。

[本] 『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 (幻冬舎新書 な 7-1)』

タイトルとは全然関係ないし、中身も薄っぺらい。

[本] 『ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書 399)』

素晴らしいの一言。これほど適確な内容はない。

ネットでウケるネタ

  1. 話題にしたい部分があるもの、突っ込みどころがあるもの
  2. 身近であるもの(含む、B級感のあるもの)
  3. 非常に意見が鋭いもの
  4. テレビで一度紹介されているもの、テレビで人気があるもの、ヤフートピックスが選ぶもの
  5. モラルを問うもの
  6. 芸能人関係のもの
  7. エロ
  8. 美人
  9. 時事性があるもの
[本] 『アーキテクチャの生態系 』

厚い割に読むべきところはないが、面白い。
第8章「日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか?」が特に面白い。

生態系

進化、ミーム、自然淘汰、ニューラルネットワーク、創発など。

部分が相互作用することで全体が構成されている(全体は諸要素の性質に還元できない)というシステム論的構図を持つもの。そこでは、全体を認識しているのではなく、いつの間にか秩序が構成されている。

自立・分散・協調的。非中央集権的。

Googleの「機械情報」と「生命情報」

都市としての2ちゃんねる

信頼社会と安心社会

流動性が高い社会では、まずは見知らぬ他人の信頼度を高く設定しておいて、後から細かく判断・修正するほうが効率的。これを個人の「社会的知性」スキルと呼ぶ(山岸俊男)。→信頼社会

一方、流動性が少ない時は「内輪ひいき」が合理的になる。空気を読むなどの「関係検知的知性」が進化する。個人としてのスキルではなく、集団レベルでの知性。→安心社会

前者がブログ。後者が2ちゃんねるやSNS。後者では場によってキャラの使い分けが必要になることもある。

初音ミク現象

初音ミクのような「主観的」なコンテンツでも活発なコラボレーションが生まれるのはなぜか(客観的なWikipediaやオープンソースはうまくいっている)。#オープンソースについての記述は素人っぽい。実にもったいない。

それは、ニコ動特有のインタフェース(疑似同期)によって、コンテンツの評価基準が「客観的」と呼べるほど共有されているから。

恋空の「リアル」

評価基準を共有するユーザーにとっては「リアル(ありそう)」。
これはニコ動と同じ「限定客観性」を有している。

物語が「透明」(柄谷)から虚構を通じる「半透明」(東)になった。
日常を日常的な言葉で写生しても「リアル」にならない。

内面がケータイの操作で描かれている。

ハイエク

複雑な社会においては、資源の配分は難しい。そこで、価格というパラメータがコーディネートしてきた。「個々の参加者たちが正しい行動をとることができるために知る必要のあること」が少なくて済む。偶然手に入れたこの「市場」システムに頼らざるを得ない。このことを「自生的秩序」と呼ぶ。

[本] 『NHKブックス別巻 思想地図 vol.3 特集・アーキテクチャ (NHKブックス 別巻)』

アーキテクチャと思考の場所

宮台氏がふてぶてしい。ログだの前向性記憶障害だのくだりは茶番。まとまりのない話だなあ。人が多すぎるのかな。宇野氏と浅田氏が必要ないのかも。

設計される意欲

本田由紀の「自己実現系ワーカホリック」

  1. 趣味性
  2. ゲーム性
  3. 奉仕性
  4. サークル・カルト性
[映画] 『お姉チャンバラ THE MOVIE vorteX デラックス版 [DVD]』

ないわ。

[映画] 『ラッパー慕情 LOVE SONG FOR RAPPER [DVD]』

ボンクラをこじらせた結果がこうだよ的な古谷実の世界だ。

で、結局なんなんだろうなあ。途中からの突飛な設定をやめて、淡々と日常を描いていたほうが凄い作品になってた気がする。

[映画] 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! コレクターズパック [DVD]』

電王はやっぱり微妙だなあ。話が破綻してる気がする。

[映画] 『ゲゲゲの鬼太郎 スタンダード・エディション [DVD] - アマゾン』

ずいぶん前に見た気がするけど、記録がないので書いておこう。

[映画] 『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 スタンダード・エディション [DVD]』

まあ、こういう感じになっちゃいますよね。

« 2009-07 | 2009 | 2009-09 »