Archive of posts from 2008-4
— [本] 『クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭』TOPPOINT 2008.5 から。
クリエイティブクラスの人間は「実力主義」「多様性」「開放性」「住む場所」「多様性」などを重視する。そうした人々を惹きつけるには、3T(技術・才能・寛容性)がすべて揃わないといけない。
ハッカー気質を語るときに言われることと似てるので、あらためて何かを思うことはないのだけど、「場所」が重要なアイデンティティとなっているというのは面白いなあ。「私はソフトウェア開発者で、オースチンに住んでいます」と言うことがアイデンティティにつながるらしい。ふーん。
— [本] 『UMLモデリング入門 』UMLについてガッツリ学びたい人にとってはいいかもだけど、
UMLがあんまり役に立つとは思えないしなあ。
前著を使ってサラリと学ぶのがいいんじゃないかと思うよ。
ユースケースの歴史が書いてあるのは資料としては有用。
あと、全然関係ないけど、谷山浩子。
— [本] 『システム開発の見積りのための実践ファンクションポイント法』著者の考えというノイズが多すぎるように思った。
もっと簡潔にまとめられただろーに。
FP法についてちょっと知りたいという目的には合わなかった。
なんか知ってるなーと思ったけど、
原作を読んでたらしい。
日記をつけてるって素晴らしいなあ。
まあ、原作通り、あまり面白くなかった。
— [映画] 『シッコ [DVD]』行くならカナダ。
生命保険 - Wikipediaの不当な不払い問題もあわせて読みたい。
— [本] 『ジョジョの奇妙な冒険 40 Part6 ストーンオーシャン 1 (集英社文庫(コミック版)) 』ジョリン。「攻撃される季節」
— [本] 『凡人の逆襲』この手の本を何冊か読んでると、ぜんぶ同じことを言ってることが分かるなあ。
言い方が違うだけで。
メモ
本当に会って話しをする価値がある相手なのかどうかを見分ける3つの条件:
- お互いに取引するメリットが生じるかどうか判断するために訪問することを了承してもらう
- そのために1時間の時間が必要であることを了承してもらう
- 満足される条件をすべて満たした場合に取引することを了承してもらう
それ以外は時間の無駄。
でも、担当者に決定権がないと無理っぽいなあ。
— [本] 『なぜ春はこない?』これは単なる広告本で、本当の目的は季節判定にあるんだけど、3年後ごとに定期的に周期が来たら意味無いじゃん。すぐに流行ったらすぐに廃れるんじゃないの?
とりあえず自分の今は秋の2年目だそーで。
— [本] 『オトメン 』帯にキバの子が載ってたのでドラマ化すんのかと思ったら、
ただのファンだったらしい(本当に?)。
これなら原作読んだほうがいいかなあ。
「日常的な生活のなかに深いテーマが隠されている」
っていう原作の秀逸な感じが全然しなくて、
日常的ではない違和感のある感じがしたり、
深いテーマですよ!と明示的に言ったりしてる感じがしたー。
前半は、幸薄そうな感じは麻生久美子によく合っていたけど、
広島弁が微妙だなーと思って冷静に観てしまったよ。
後半は、全体的にズレた感じがしたなあ。
マチャアキより年上の役を年下の役者さんが老けメイクしてやったりとか、
割と可愛い子(キバに出てる子)が普通の娘になっちゃったりとかとか。
なっちゃんは可愛いかったけど。
図書館で借りたけど、買うと1万円するらしい。
なんでこんなに高価なんだろう?
オーナー企業を対象にしてるようだけど、
大企業の戦略を書いてるような気がする。
他の著書と内容は一緒だなあ。
いくつも書籍のある人はコピーを繰り返すんだなあ。
名刺のコツ
- 電話・FAX番号は大きな文字で
- 法人の種類は社名のあとに
- ××株式会社にする。株式会社は小さくする。社名が印象に残るように。
- 住所に注釈を入れる
- 顔写真を入れる
- 名刺のウラも使う
- 封筒にも工夫を(カタログ化する)
- メッセージ欄を作る
100人以下の会社の実力は、ほぼ100%社長自身の実力になるので、
社長以外に金をかけても大した効果にゃならん、というのが大筋。
問題解決は局所的にちまちまやってても仕方なくて、大きなところから手をつける、というのはひとつのやり方かもしれません。
で、結論としては、社長が勉強するのが一番効率がいい → 著者のDVDやらCD教材を買えよ(とは言わないけど、そういう意図でしょう)というもの。宣伝本の一種だなー。
— [本] 『沢田マンション超一級資料 』作る話には萌えるけど、
住みたくはないなーw
(汚水が漏れるとか)
献本いただいた。
自己啓発の延長になったらあまり面白くないんじゃないかと思ったりした。
— [本] 『「ランチェスター経営」がわかる本―儲けのしくみ、教えます!』だらだら書いてあるけど、結局は営業の本(具体的な方法じゃなくて営業に力を入れろってだけの本)。
メモ
- 粗利益重要
- 従業員1人当たりを考える
- お客さまと商品やサービスを交換したときにだけ発生
- → お客さまを作るコトが重要だとドラッカーも言ってる
- 安く見つける
- うまく売る
- 面談にコストをかける!
- 弱者の理論
- 強者とは同じ土俵で闘わない(二乗比になる)
- 営業の数が問題にならないような市場を狙う
- 1点集中
- 範囲を狭く
- 直接(ポスティング、DM)
- お客さまとの接点に投資(TEX、FAX、名刺)
- 営業
- 偵察と売り込みの2段階で
気分だけでモノを書くんじゃないよ。
参考文献すらない書籍はクソだね。
いまいち。
せっかくサミュエル・L・ジャクソンを起用してもあんまり喋らないんじゃー意味なくねーか。ストーリーは、往年のカンフー映画やら少年漫画やらのような、復讐を目指す主人公の前に次々と強敵が現れるというやつ。で、ラスボスが拍子抜け。
— [本] 『バブル再来』人口動態で世の中の流れが分かるというものだが、どう見てもトンデモです。本当にありがとうございました。
本書では、その流れは80年周期と言っていて、監訳者である神田さんは(日本では)70年周期と言ってるけど、年数が問題なんじゃなくて、そもそもこれは輸入失敗なんじゃね。
監訳者あとがきでは、
予測は的中率が高いことに価値があるのではない。
とエクスキューズを入れてるけど、まあ、入れざるを得ない程度の根拠。
とはいえ、人口動態が何らかの要因になっているのはその通りだろうし、直線的に考えるのではなく指数関数的に考えるのが重要、というのもその通りだと思います。
— [本] 『起業のワナ』今月の『TOPPOINT』に載ってたので読んでみたんだけど、
一見、頭の良さそうな人(大企業の幹部だったりMBA持ってたり)が、マヌケなビジネスをやっちまうのは何故なんだ?というもの。負のオーラ満載。
読みにくいけどいいんじゃないかなあ。
3ヶ月開発して2ヶ月の支払いサイトの例が出てるけど、厳しいよなあ。そういうもんなのかなあ。受託はキャッシュがないとだね。
— [本] 『ゲゲゲの女房 』『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』(4)(5)(6)とあわせて読みたい。一人称では語ることができない生ける妖怪水木サンの姿がありありと分かる。
全編を通じて貧乏生活のことで溢れかえっているのだけど(それほどまでだったとは!とビックリするのだけど)、そのなかでも夫婦で戦艦のプラモデル作りに熱中するところなんかは、ほんわかしたなあ。
水木サンの娘さんが手塚治虫さんの作品を好み、手塚眞さんが水木作品の大ファンだったという話にはニヤリとした。
— [本] 『最高の建築士事務所をつくる方法-独立運営』個人事業主になるための色々。非常に参考になる。
営業とか見積りとか裁判沙汰になったらとか、実用的。
それとは別に、建築家の年収が低くてビビった。
従業員としては400万前後みたいだし、個人事業主でも、たとえば本書での読者想定だと、年間売上500〜600万程度みたいだ。サラリーマンとして仕事するときよりは自由度は格段に増えるのだろうけどね。
インデックス投資と分散投資を薦める良書。
- 元本保証を重視しすぎることで、逆に自分たちの首を絞めてる
- テクニカルよりファンダメンタル
- 日本は海外と比べてインフレ率が低い(海外投資はリスクがある)
- SRI重要
本書でも紹介されている『投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方』が良書なんだよなあ。自分はこれを読んで、毎月積み立ての投資信託だけをやるようになった(海外株式、海外債券、国内株式の3つ。いずれもノーロードのインデックス)。今んところマイナスだけどwww。分散という意味では、4つ目に普通に銀行預金をしてる。預金よりも国債のほうが利率がいいと書いてあるけど、額面が多くないから別にいいかなーと。流動性もあるし。
株はそれより前から始めてたけど、頻繁に売り買いするには手数料やら時間やらがかかりすぎるし、だんだん株価も下がってきているしで、トータルでプラマイ0くらいになったところで(取り戻すのが大変だった!)、優待目当てのものだけ残して放置してる。
生命保険については、親戚が生保レディやってるので結婚と同時に加入したんだけど、あんまり中身見てなかったなあ。失敗したかも。
外貨預金は早めに損切りすべきかなあああああ。
— [映画] 『アレックスライダー [DVD]』一言で言えば、中二病患者の妄想を映画化したもの。
なので、主人公にイケメンだし、武術も語学もばっちりだし、両親はいないし、お手伝いさんという名のお姉さん(アメリカ人)と一緒に住んでるし、クラスメイトの女の子に「スパイなの?」と聞かれても、もちろん「違う」と答えるし、自分以外の誰かの手で勝手に道が決められているし(嘘だ!それは俺が自分で選んだ道だ!)、世の中の大人はきたないし、設定がいちいちご都合主義だし、NintendoDSは改造されてスパイグッズになるのであるよ。このリア充めが。
いやーでも、中学生ならではのシーンというものもあって、カーチェイスの代わりに自転車や馬を走らせるのであった。これは新鮮。
原作は、荒木先生の表紙の『ストームブレイカー (集英社文庫)』。
— [本] 『受託開発の極意 』それぞれの章で1冊本が書けるくらいの内容なのだから、正直、この薄さはないと思った。ならば概要的な内容になっていて、それぞれ次のステップへの参照が示されているのかといえば、そうでもなく、短めのアドバイスがパラパラと記載されているという印象を受けた。大切なことはたくさんあるし、言いたいこともたくさんあるんだろうけど、でも結果として薄くなっている、という矛盾した本(内容が薄いわけじゃないよ。納得させられるだけの時間が足りてない気がするのだよ)。
名著である『プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」』があるのだから、第2部や「変化はあなたから」なんかは外して、見積りと要件と計画と交渉、そして、そこから得られる「過程の評価」について熱々と論じて欲しかったなあ。なんかいろいろ欲張りすぎてる感じがした。
メモ
- 過程の評価は青天井
- 会ってもいない人に関心は持てない→できるだけ会う
- タスク分解法、FP法、UP法
- 丸投げされても前進する
TODO
- なんとなくバカにしてたFP法を調べてみる
言語を習得するにはその言語の脳を持つのがよい。だから、日本語で英語を学習するのではなく、イメージなどの五感(言語によらない抽象化されたもの)を使って英語を学習するのがよい。
そのためには、まずは海外ドラマのDVDなどを見続けて英語脳を作るとよい。
映画ではなく海外ドラマがよいのは、途中で見逃しても(分からなくなっても)見続けられるようにできているからだ。主婦が「ながら作業」で見るようなものがいい。
この程度かなあ。
— [本] 『ザ・アントレプレナー 』具体的なアドバイスはないけど、と言われてたんだけど、確かにその通りで、要するに当初描いていたやりたいこと(夢とかドキドキすることとか)を貫き通せ、以上、みたいな内容。
社内起業の話なので、最初から商品とお金とチャネルが一定量ある状態で話が始まって、社内政治絡みでだんだんとやりたいことができなくなり、独立。その後はインターネットビジネス(通販)に傾倒していく、という無難な展開。だいたいこういうのって、実物の商品や情報をインターネットで売ってウハウハな流れなんだよなあ。自分はそんなモノを今まで買ったことないんだけど、買う人がたくさんいるってことなんかなあ。
つーか、そんなことよりも、文体(特に会話部分)がオヤジくさいので辟易する。あと、広告的な書籍っぽいね。だから内容はそんなに無くてもいいのかもしれない。
ただ、これなら『成功者の告白』のほうがいいと思う。