Archive of posts from 2010-10

« 2010-09 | 2010 | 2010-11 »

[本] 『搾取される若者たち ―バイク便ライダーは見た! (集英社新書) 』

よく引き合いに出されるので読んでみた。
「好きなことを仕事にすること」についての「参与観察」。
結論はめちゃくちゃだけど、インタビューなどは生の声なのでさすがに面白い。

以下まとめ。

時給ライダーの頃は「仕事は仕事、趣味は趣味」だったのが、
歩合ライダーになると「仕事の趣味化」になってしまう。
ただし、趣味Aは仕事を通じて趣味Bへ変化している(仕事による趣味の更新)。

なぜこうなるかの理由についてはいくつか「なんとなーく」なものが挙げられているが、つまりは、職場のシステムを自分たちで独自に解釈していった結果、自ら好んでワーカホリックになってしまうみたいだ(職場のトリック)。

そのための処方箋は、

[映画] 『Mugabe and the White African』

ジンバブエのムガベ大統領が白人から農地を強引に国有化したことに対し、白人の農場経営者の親子が南部アフリカ開発共同体(SADC)に裁判を求めるというもの。

農地には嫌がらせ繰り返し行われ、裁判を取り下げろと誘拐され暴漢までされる。しかし、それでも2人は戦う。国家が成立してないので、国際裁判やっても意味がないのだけど。

[本] 『ワンダーゾーン』

ナポレオン・ヒルなどの自己啓発の翻訳者である田中孝顕氏の話が載っているというので読んでみた(その他にも自己啓発セミナーの参加レポートなどたくさん話が載っているのだが、文章が読みにくいのでスルーした)。

生まれてまもなく養子に出されたというエピソードから始まり、高校時代には焦燥感と不安感から東京中の催眠術師を回ったとか、270万円で「脳波フィードバック装置」を購入したとか、なかなか香ばしい話ばかりだが、そのなかでも印象に残った部分を抜粋。

[映画] 『ランボー 最後の戦場 [DVD]』

最高です。戦場で甘ったれたこと言ってんじゃねーよ!!ということがよーーーく分かる。「これは戦争ではなく虐殺だ」なんて、口では誰でも言えるんですよ。生意気言ってサーセンでした!! マシンガンで撃たれると体が砕けていくし、爆発したらちゃんと手足が飛び散る。でもやるんだよ!

しかし、女性を意味深な目で見るのが気持ち悪いです。

で、ラストシーンでベトナム戦争以来帰ってなかったアリゾナの実家に向かうんだけど、何この「男はつらいよ 最後の戦場」。きっと腹違いの妹が待っていて、「お、お兄ちゃん!!」「よぉ、さくら(本名:サクラ・ランボー a.k.a. サクランボ)。心配かけてすまないねェ」っていうお馴染みの日常が待っているんだと思う。

[映画] 『真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]』

ヤク中のホモの話(主役2人はよくやってるわ)。
全体的にこういうのってみんな面白いんでしょー?みたいな雰囲気が漂ってて大変不快。いろんな芸能人が出てくるのが逆にまたムカつく。なんつーか、ぜんぶ腹立つ。

[映画] 『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~ [DVD]』

どうせ「レスラー」と同じなんでしょと思って見てなかったんだけど、これはヤバい。とにかく号泣。理屈じゃねーんだ。

才能があるからといって成功はしない。水木サンの貧乏生活にもつながりますな。

[映画] 『シャッター アイランド [DVD]』

わ。つまんねー。どっちが狂気かってのは、まあ、そうね。

[映画] 『最高の人生の見つけ方 [DVD]』

箇条書きにするというのは「死ぬまでにしたい10のこと」と同じ。主役が老人というところ、2人だというところ、金持ちというところ、が違う。この金持ちっていうのがアレだよなあ。すべてがうまく行き過ぎるので拍子抜けするわ。

ただ、さすがに役者はすごい。そのすごい役者2人が対話を通じて分かり合っていくシーンというのは、脚本関係なく素晴らしい。スカイダイビングでの罵り合いとか最高。あと、「Numb3rz」のドンが医者役として出てたのも個人的には驚いた。

[映画] 『ウォーリー [DVD] 』

すごいな。傑作じゃないか。

きちんと行って帰る物語になっていて、主人公以外にも成長があって、触れあうこと(手を繋ぐこと、モニタを見ずに隣を見ること)がテーマになっていて、作品内で映画がカギになっていて、怪力女子という萌えポイントも設定されていて、何もかもが申し分ない。

[映画] 『マルホランド・ドライブ [DVD]』

難しいよ!! 妄想っていうことくらいは分かったけど、あとはサッパリ。
DVDにデヴィッド・リンチ監督のインタビューがついてるんだけど、「言いたいことはすべて映画に詰め込んだ。音楽を言葉で表現できないように、映画も言葉に置き換えることはできない。みんながそれぞれ考えて欲しい」みたいなことを言ってて、何も語ってない。

ただし、最初はTVシリーズにする予定だったので、いわゆる三幕構成にはなってないし、抽象的なものになっている、っていうのはちゃんと言及していた。それから、ラストシーンについては何も考えなくて、30分で思いついたアイデアで作った。(日本のみなさんへメッセージと言われて)「アイデアは大事だよ!」っていうことも。

結局、Webでいくつか解説を読んだんだけど、小ネタ満載なんだなあ。大変だ。

[映画] 『続 夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]』

イーストウッドがイケメンすぎる!!

観たことがないと思って借りたんだけど、
砂漠を歩かされるシーンとか、
捕虜になって拷問を受けるシーンとか、
橋を爆破するシーンとか見覚えがあったなあ。

[映画] 『シリアナ 特別版 [DVD]』

観ただけじゃぜんぜん分からん。解説が必要だわ。

構成としては、マット・デイモンのところは省略して、もっとジョージ・クルーニー中心でもよかったんじゃないかと思ったり。

[映画] 『カイジ 人生逆転ゲーム 通常版 [DVD]』

TVでやってたやつ。漫画でしか表現できないものがやっぱりあるんですよね。何でも映画にすればいいってもんじゃないなあ。藤原竜也の演技はどうにも演劇くさくて好きになれない。

[映画] ナイト&デイ

鑑賞券が当たったので観てきた。

トム・クルーズはさすがスーパースター!! って感じ。彼の演技は見ていて純粋に楽しかった。キャメロン・ディアスもシワがたくさんあるのに可愛く見えるのがすごい。

まあ、内容は特にこれといってない。脚本が小奇麗にまとまっている感じ。

[映画] 『家族ゲーム [DVD]』

何だろうなあこれ。いわゆる「横一列に家族が並んで食事する風景」だけかなあ。あと、由紀さおりが可愛い。

[映画] 『ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]』

実はちゃんと見たのは初めてだったんだけど、アニメでしか表現できないことが表現されてあってよくできてるなあ。名場面集でよく出てくる「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました」のセリフがあまりにも唐突でちょっとビックリしたけど。

[本] 『芸術起業論』

名前は聞くけどあまり知らないので読んでみた。
文章がすげー読みにくいんだけど、いいこと書いてある。

特に三章の海洋堂とのやりとりが最高。ド素人とか、バカ!とか、勝手にやればいいじゃないか!とか、ボロクソに言われながらも作業を続けて、会長に認められて、成果を出すっていうのは圧巻。

あと、白洲正子は北大路魯山人の作品を「魂が入ってない作品」として酷評したというのにはへぇ、と。

[本] 『長寿遺伝子を鍛える』

[本] 『理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで 第2版 (ブルーバックス)』

研究テーマの選び方とか、留学についてとか、研究費の集め方とか、対象となる読者(理系学生)にとって有益な情報が載っていることはもちろんだが、対象とならない読者(たとえば俺)にとっても、とにかく楽しい内容になっている!! 文章のテンションが高いのがポイントなんだろうなあ。

著者のキーワードに「ごきげん」があって、最初は胡散臭く(あと古臭く)感じてたけど、これ読んだらぜんぜん平気になった。

[本] 『裏方ほどおいしい仕事はない!』

若いうちは黙って泥のように仕事をしろっていう(ちょっと違うが、だいたい合ってる)。

[映画] 『アメリカン・サイコ [DVD]』

80年代への批判的な内容ってのは面白い。死体を入れたバックを見て、「そのバックのブランドは何?」って聞くなんて最高だ。

が、肝心の殺人が妄想なのか何なのかが曖昧になったまま終わる。なんだそりゃ。いろんなところに配慮した結果なのかなあ。

[映画] 『マシニスト [DVD]』

クリスチャン・ベールはすごいけどねえ。
ヤバい外見の上にヤバい精神だったら、そりゃ普通じゃんかっていう。

ちなみに、クリスチャン・ベールは2011年公開の映画のためにまた痩せたらしい。で、2011年春にはバットマンの新作の撮影が始まるらしいので、今は元に戻している最中なのだろう。すげーな。

[映画] 『リベリオン -反逆者- [DVD]』

「お願い!ランキング」で松江監督が「ガン=カタがかっこいい」って言ってたのがキッカケで見た。確かに、ガン=カタがクソかっこ良かった!! これは見るべき!!

冒頭で説明された設定が稚拙で、ストーリーはいまいちなんだろうなーと思ってたら、後半の巻き返しが凄い。よく頑張ってる。

[映画] 『カリガリ博士 新訳版 [DVD]』

インセプション」が「パプリカ」みたいだなーと思ってたら、「パプリカ」は「カリガリ博士」みたいだなーという記述を見つけたので、500円だし買ってみた。

が、著作権が失効しているので普通にアップされているという罠。もっと早く気づくべきだった。

で、見たけど、まあ普通の夢オチですね。歴史的意味以上のものは特にないかなぁ。

[映画] 『アパートの鍵貸します [DVD]』

何この脚本!! すげええええええ。

全部がうまくつながって、全部がうまく回収されてる。素晴らしいなあ。

[映画] 『許されざる者 [DVD]』

正直、良くわかんなかった。保安官の動機は何だろうなあ。そもそも、それほどヒデーって感じはしないんだけどな。

[映画] 『パプリカ [DVD] 』

BS2でやってたやつ。初めて見たけどすんごいね。インセプション!!

[映画] 『バイオハザードIV アフターライフ』

B級映画としてはよく出来ているんじゃないでしょーか。

以前から、仮面ライダーの劇場版はクリストファー・ノーランかザック・スナイダーに!!と思っていましたが、ポール・W・S・アンダーソンでもいいかもしれませんね、というか、ピッタリかもしれません。

あと、プリズン・ブレイクwww

[映画] 『デブラ・ウィンガーを探して [DVD]』

問題提起だけだらだらと喋ってるだけで何も残らん。いろんな人の意見を広く浅く聞くだけじゃあ、何の調査にもならないよ。まあ、「何もない」状態から「インタビューを集める」状態まで進展したという見方もあるかもしれないけど。確かに企画して作品にするのは凄いことだ。

[映画] 『ハート・ロッカー [DVD]』

それぞれの「でも、やるんだよ」。

« 2010-09 | 2010 | 2010-11 »