Archive of posts from yyyy-12-11

[映画] 『孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]』

相当いい。理由も聞かず力を貸すっていうっていう話は、文句なしにいいよねえ。
守る側を描くってのは、だいたいいいものができやすい。だって、おもしろいもの。
それに、ドニー師父のアクションがフルコンタクトを混ぜたクンフーになっててかなりよかった。カッケー。あと、若様がシビれた!!

だけどねえ、相当いい分、いろいろ注文をつけたくなるなあ。

まずは、物語としては、もっとうまくやれたんじゃないかなあと思う。わりとグダグダしてる。
キャラに不必要な設定をつけちゃったので、それを描くムダが入ってるからかもしれない。若様の過去なんてどーでもいいじゃん。ドニー師父の設定だってなんか無理矢理過ぎる。写真館の娘の足が悪いのも、あとで生きてこないじゃん。詳しく描かないような不必要なバックグラウンドはぜんぶ要らんよ。

あとは、船おりた直後から攻撃すればよくね?とか。影武者に交代する場所を総攻撃すればよくね?とか。いろいろ戦略に無理がある。なのに最初の攻撃が無理ゲーすぎる。力の配分を考えろよ!尻すぼみになっちゃうだろ!

人力車側の人員が薄すぎるのもよくない。スーツでマトモに戦えると思ってんのかよ。バカか。つーか、もっとチーム感が必要だよなあ。

とかなんとか文句を言うけど、よかったからこそ、残念なのです!

[本] 『クイック・ジャパン75 (Vol.75) 』

荒木先生のインタビューは基本的にどれも同じような内容なんだけど、
まあ、載ってたら、買いますよね、読みますよね、普通。

麒麟田村が印税でジョジョのバトルカードを買っていたなんて!

大人になってからポケモンカードにハマっていたことがあって、数万円単位でお金がなくなってことに気づいて、こういうのに手を出すのは自重してたんですけど、アアアア、アア、ヤバいな。

日本に行ったらRubyistがみんな人狼じゃなくてジョジョカードやってた!とか言われたい。

[本] 『ワインバーグの文章読本』

あまりにあまりな内容だったので読んだことすら忘れてた。

[本] 『脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)』

山形さんがどっかでレビュー書いてて(なんかのムック)それ読んで購入してみた。

やべーマジおもしろいッ!……けど、ちょっと難しい。ぼくはだいぶ飛ばしながら読んでしまいましたけど、「赤い色が何故「赤く」見えるのか教えてください」なんかに通じるお話もあったりして、こーゆーのに興味があれば、絶対楽しいと思う。ぼくもまたあとから読み直してみるっす。

[本] 『プログラマの「本懐」 ~アーキテクトという選択』

ロールとタスクって1対1じゃないんだよね。ここで言われるアーキテクトはロールであって、タスクじゃない。だから、何も新しいタスクが出てきたわけじゃないんだ。誰とはなしにやってきた雑多なタスク。そういうのを一手に引き受けてくれるのが(アプリケーション)アーキテクトと呼ばれるロールだ。

具体的には、案件に適した技術、フレームワークの選定、およびプロジェクトメンバの育成。前者は単独で必要なタスクだけど、後者のタスクとも強く結びついていると思う。メンバが中堅以上ならユルい制約を課すだけでOKだけど、新人ばかりだとある程度制約(フレームワーク、規約など)をかける必要がある。要はアプリケーション開発のなかでのバランスの取り方を考えていくのがここで言われるアーキテクトだと思うんだな。

『日経ソフトウェア』の連載だからか、かなり冗長で中身の薄い本だけど、次の言葉に惹かれたので、良い本だと認定。

ソフトウエア技術は、すべて「道具」「手段」であって目的ではありません。
しかし、ソフトウエアをそれだけのものと言ってしまうことは、ソフトウエアをあまりにも卑小化しすぎています。同時に、ソフトウエアは、世界を変えるとても大きな力を持ったものでもあります。
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最近、「手段に過ぎない」というクソみたいな言葉を聞くことが多いので、なんだか救われた感じがしました。「手段」としか思ってないひとには近づきたくないですねー。

20代のひとたちは読んで損はない本ではないでしょうか。

あ、あと、あちこちでblikiを紹介してたりします。