[映画] 『孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]

相当いい。理由も聞かず力を貸すっていうっていう話は、文句なしにいいよねえ。
守る側を描くってのは、だいたいいいものができやすい。だって、おもしろいもの。
それに、ドニー師父のアクションがフルコンタクトを混ぜたクンフーになっててかなりよかった。カッケー。あと、若様がシビれた!!

だけどねえ、相当いい分、いろいろ注文をつけたくなるなあ。

まずは、物語としては、もっとうまくやれたんじゃないかなあと思う。わりとグダグダしてる。
キャラに不必要な設定をつけちゃったので、それを描くムダが入ってるからかもしれない。若様の過去なんてどーでもいいじゃん。ドニー師父の設定だってなんか無理矢理過ぎる。写真館の娘の足が悪いのも、あとで生きてこないじゃん。詳しく描かないような不必要なバックグラウンドはぜんぶ要らんよ。

あとは、船おりた直後から攻撃すればよくね?とか。影武者に交代する場所を総攻撃すればよくね?とか。いろいろ戦略に無理がある。なのに最初の攻撃が無理ゲーすぎる。力の配分を考えろよ!尻すぼみになっちゃうだろ!

人力車側の人員が薄すぎるのもよくない。スーツでマトモに戦えると思ってんのかよ。バカか。つーか、もっとチーム感が必要だよなあ。

とかなんとか文句を言うけど、よかったからこそ、残念なのです!