Archive of posts from yyyy-08-17

[映画] 『ゴーストワールド [DVD]』

壮絶呑み会でボンクラ編集者がオススメしていたので見てみた(Discasでレンタルしようと思ったら、家に未開のDVDがあったという……)。

クソみたいな家庭のクソみたいな街に住む高校生がクソみたいな学校を卒業してクソみたいな補習を受けてクソみたいな就職に頭を悩ませていた女の子が、自分と同じ「こっち側の人間」を発見して、次第に惹かれていく……が、しかし、みたいな話。

ボンクラ編集者は主人公の女の子やスカーレット・ヨハンソンに共感していたみたいだけど、主人公の悩み自体は「よくある話」かなあとも思う。もちろんスカーレット・ヨハンソンは最高なんだけど、自分は「こっち側の人間」を演じるスティーヴ・ブシェミにより共感できた。1人でミルクシェイク飲むとかたまらないんだよなあ。なのに急に「普通」に成り下がっちゃう。もちろん脚本上のことなんだけど、その瞬間を見ると猛烈に胸が苦しくなる。

ブシェミは「昔」に囚われているだけだったんだ。一方の主人公は「ゴースト」を見ている。あのときはたまたま50年代のレストランやらの「昔」が自分の探し求める「ゴースト」だと思い込んでいただけなんだ。手に入れたと思ったら……あれ?違った……の繰り返し。それではいつまでたっても手に入るわけがない。

とはいえ、若いときの悩みはどうにだってなる。少々のことなら失敗してもいい。職をクビになっても、あとで笑い話になる。住みにくいなら街を出ればいい。

でも、会社をクビになって彼女にふられて病院送りになってセラピストに通うオッサンはどうなるのか。再就職も結婚もできないだろうし、年老いた母親を残して街を出るわけにもいかない。悲しすぎるよスティーヴ・ブシェミ。

[本] 『パタン・ランゲージによる住まいづくり』がマジすげー件

いきなり個人的なアレグザンダー祭りが到来して、
クリストファー・アレグザンダー―建築の新しいパラダイムを求めて
まちづくりの新しい理論
時を超えた建設の道
を読んでたんですが、どれもこれもダラダラ書きやがって結局なんなんだよ!! って感じで辟易しておりましたところ、中埜先生の『パタン・ランゲージによる住まいづくり』を読みまして、うっはマジやっべ、すんげーかっこいいのでみんなも読むといいと思います。

これ読んでなくて日本でアジャイルとか言ってる奴はもぐり認定。あと、アーキテクトとか言ってる奴も。

そうです。必要なのは、アーキテクトビルダーなのです。

アーキテクトビルダーは、パタン・ランゲージという道具を用います。

指を2本出していますが、これは「アーキテクトビルダー」と「パタンランゲージ」の2つが大事ですよ。と言っているつもりでしょう。

映画「ベスト・キッド」はパタン・ランゲージづくりと同じッ!!

心から現れてくるものはつねに正しいんだよ……

事例が3つ掲載されているが、どれもこれも面白い!!

最後にはパタン・リストまでついている。これで『パタン・ランゲージ』を買わなくても済みますね!!

[映画] 『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ ...』

爆笑じゃない気の利いた笑いが少々。ブラックなものばかり見慣れていると、この上品さには照れてしまいますが、それでも全体的にものすっごく丁寧に作ってあるなーという印象。ラストは無理矢理な感じがしなくもないけど。

[本] 『下弦の月 1 (りぼんマスコットコミックス)』

矢沢あいの昔の画ってあんまり好きじゃないんだけど、
それでもストーリーが良かったのでちゃんと最後まで読めた。
コマ割とか結構ぐだぐだで、知らないうちに時間が飛んだり
何の話だったのかよく分からなくなったりするが、まあそれもすぐに慣れる
(ぼくがこういう漫画に慣れてないだけかもしれないが)。
最初は何がなんだかよくわからなかったが、
視点が小学生になってからがめっぽー面白い。我慢してれば報いがあるのだ。

そういえば誤植を見つけた。ギターが、キダーになってた。まあいいけど。

あと、Nanaの11巻の巻末ニュースで知ったんですが、今度、栗山”鉄球”千明と hyde が主演で映画になるそうです。だ、大丈夫ですかね…身長差。