Archive of posts from yyyy-06-13

[本] 『ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書 2093)』

WIRED誌復刊とかで話題みたいなので読んでみたけど、目についたものを思いつきで結びつけてダラダラ書いてあるような印象を受けた。あとがきにある「平面的でない」ことには成功しているのだけど。

[本] 『私にはもう出版社はいらない~キンドル・POD・セルフパブリッシングでベストセラーを作る方法~』

米国アマゾンのセルフパブリッシングの本なので、内容はあまり参考にならない。出版後も表紙・書名・商品の説明を変更できるので、A/Bテストしながら調整する。SEOみたいな感じで検索結果重要。著者ページを充実させる。できるだけ推薦コメントをもらう。ランキング・おすすめ・競合・カスタマレビューなどに気をつける。こんな感じかな。

佐々木俊尚さんが特別寄稿を書いている。曰く、従来の4つのプロモーション方法(取次営業・書店営業・出版広告・献本)は、「実効性がかなり薄れてきている」。そして、

本は、その本がなぜ面白いのかという背景まで全部背負ったコンテキスト(文脈)の中で読まれ、そこでどう読まれ、みんながどんな感想を持ったのかということまで含めてエンタテイメントとして読まれるようになっていく

ので、

  1. ソーシャルメディアを駆使して、
  2. 多くの人々とコミュニティを構築し、
  3. ダイレクトに情報を発信する

べきだそうな。

うーん。まあ、そりゃそうだろうけど、それはそれで自分でマーケティングするという別の難しさが登場してるよなあ。「漸進的な内容の更新」のほうが、とりあえずのメリットは大きいと思う。

[本] 『Rubyではじめるゲームプログラミング: 人気の国産言語で、誰でも簡単にゲームが作れる! (I/O BOOKS)』

(今更だけど)これは楽しい本だなあ。著者のMyGameがライブラリであることをさほど感じさせずに、Rubyの基本的な文法を段階的に説明してくれる(新しい文法の登場がワザとらしくない!!)。それでいて、しっかりとゲームも作り上げていく。MyGameが自然な内部DSLになっているのが特徴なのだなあ。Rubyの入門書としてもオススメ。誤植がチラホラあるっぽいけど、ソースコードをダウンロードすれば問題ない。

最初はRuby/SDLがMacで動くかよくわからなかったので、本だけ見て終わろうかと思ってたんだけど、homebrewでSDL関係をインストールしたらあっさり動いたので、サンプルを動かすことができた。なので、Macユーザにもオススメ。

こんな感じ。サンプルのキャラクタもかわいい。

[本] 『のだめカンタービレ 限定版 18 (講談社コミックスキス) 』

Ruiの話は、話としてはありがちだけど、真面目に描かれてあって良かったなあ。

[本] 『のだめカンタービレ(15) 限定版 (プレミアムKC) 』

ぬいぐるみつき。のだめの巻だなあ。

[本] 『ダーリンは外国人』

「英語でしゃべらナイト」にダーリンことトニー・ラズロ氏が登場してまして、想像以上に面白い人だったので相方の本棚をあさって読んでみました。

異文化ほにゃららというところよりも、トニーさん自身がおもしろい。
萌えキャラですよある意味。

[映画] 『東京ゴッドファーザーズ [DVD]』

アニメアニメしてなくて、すごく良かった。だが、もっと清子を中心として話が回っていくのかと思ったら、ぜんぜんそんなことがなくて、ちょっと拍子抜け。偶然(奇跡)もいいけどさ、そういうもので喚起される個々人の想いだなんて、こっちにはぜんぜん伝わらないよなァ(敢えて伝わらないようにしてるのかもしれないが…)。