Archive of posts from 2007-9
— [本] 『よつばと!(7) (電撃コミックス)』また幸せな気持ちになれた。
— [本] 『2日で人生が変わる「箱」の法則』とりあえず、前作と訳者が変わって読みにくいわけだが(こっちの人のが圧倒的に下手)。
内容は……なんつーか、何度も何度も、もう秋田YO。
セミナーがあるらしいんだけど(後ろに連絡先が載ってる)、
そこまで昇華させるには中途半端だわ。
前作でやめときゃよかったのに。
いたって普通のことなんだけど、
「箱」というメタファを見つけたのが偉いんだろな。
1度くらいは読むといいと思う。
物じゃなくて人として見ること。そこからループが回りだす。
自己欺瞞からは負のループが回りだす。
行動は同じだけど深いところ(ピラミッドの下のほう)が違う。
まあ、圧倒的な悪には効かないけどね。
— [映画] 『マトリックス リビジテッド [DVD]』キアヌが監督から読めと言われた3冊。
- 『Simulacra and Simulation (The Body, In Theory』
- 『Out Of Control』
- 『Introducing Evolutionary Psychology』
ビルとテッドから始まったいわゆる3部作の完結編。ボンクラビルは大人になってソフトウェア会社に勤務し、昼はプログラマ、夜はクラッカーとして活動している。
ある日、「あの」電話ボックスが再び彼の前に現れる。ビルは電話を使って100年後の世界――そこはLisperが人類を支配する世界――に訪れ、マスターカンフー!エクセレント!(ギュイーン)と絶叫。速く動こうと考えるんじゃなくて俺は速いんだよ!と大興奮。
その後、囚われの身のオッサンを助けるため、再び過去に戻ったビル。ものすごい速さで弾丸をよけてみせるが、実はステーションが作ったロボ。エージェント相手に得意気にカンフーの技を披露するも、通信教育で学んだ技では一向に歯が立たず、銃に撃たれて死亡。だがその数秒後、地獄で死神とのゲームに勝って生き返るのだった!!!(ギュウィーーーーン)
生き返ったビルは「マシン語を読めないプログラマはプログラマじゃない」と豪語。作り直したい症候群に冒され、現在、闘病中。
というお話。
ref
— [本] 『佐藤可士和の超整理術』やークソつまんないんだけど。
そもそもこの人の何が「すごい」の?
その発想は(ryとか言って内輪ウケしてるだけじゃないの?
でも、文章は読みやすかった。
— [本] 『オトメン 』普通。
— [映画] 『世界最速のインディアン スタンダード・エディション [DVD]』人生に必要なことの多くがここに詰まっている。
他者との関係性と、まず自分から始めること。
主人公に関わった人は何らかの(しかし大きな)影響を彼から受ける。
それは夢を持つことの結果なんだ。
夢を持つことそれ自体は大したことじゃない。
老人だからってそれは一緒だ。
それが他者への影響として表れることが大切なんだ。
感動したなあ。
今年観た中で一番の映画かもしれない。
人多杉でグダグダなのは、まあありがち。響鬼が好きだっただけに残念。
斉藤守彦さんという人のAmazonの「商品の説明」が的確すぎてワロス。
— [映画] 『マーダーボール [DVD]』車椅子バスケットならぬ車椅子ラグビーだが、
井上雄彦『リアル』をそのまんま映画にしたような
熱いドキュメンタリー映画。
障害者であることが分からないくらいすべて(選手の笑顔、社会との関わり、試合の迫力)が自然そのものなのがすごい。
— [映画] 『スーパーサイズ・ミー 通常版 [DVD]』ただのクレーマーかキチガイかと思って見てなかったんだけど、おもしれーじゃんこれ。まず、動機の発端が肥満の裁判における「マクドナルドによって肥満になる証拠がない」という点にある。「じゃあ、やってみた」というわけだ。裁判起こした奴はキチガイだけど、この人は別にキチガイなわけじゃないみたいだ。バカだけど。
で、試み自体はまあ想像通りの結末になるんだけど、
そこにいたるプロセスでいちいちウケる。
- 街頭インタビューを受けるアメリカ人すべてが「カロリー」を知らない
- 彼女がベジタリアンで、ちょっと電波。でもメガネ!! ←勝ち組
- セックスは私が上wwwwなんという赤裸々
- コーラ2リットルを1日3,4杯飲み続けて手術。バカス。
- 我々にも問題があると言ったGMAのやつが退職!!!
途中でゲロ吐いたりとか、髪がどんどん少なくなったりとか、
目がうつろになったりとか、もう見てらんない状態なんだけど、
それも含めて面白かったなー。
みんながSFとかポストモダンとか文学とかキリスト教とかボンクラとか言ってるなかで唯一、「袁和平と飛ぶ技術」という秀逸な文章を書いた人がいる。20ページ足らずのなかにありありとクンフーに対する愛がつめこまれている。感動したね。
ウォルター・ジョン・ウィリアムスという人だそうだよ。
— [本] 『NANA―ナナ― 18 (りぼんマスコットコミックス)』NANAの当番は自分なので買うけどさー、もう流し読み。
— [本] 『今日の早川さん』これを読むといつもnijimuさんを思い浮かべてしまう俺がいる。あと、id:takahashimさんも。
— [映画] 『ビルとテッドの地獄旅行 [DVD]』続き。これもたいがいカオスだなあ。死神とかステーションとかツッコむ気すら失せるわ。
「こっち」が「今」で「この世」で「ぼくらの町」であることに意味があると結論づけるわけだけど、そもそも時間軸と天国地獄の軸はどういう関係なんだ。
マトモなことを書いているのだけど、マトモなことはシンプルなことなので必然的に内容が少なくなっちゃう。ヨタ話でページをかせいではみるものの、やっぱり薄い本になっちゃったよ!な印象。悪くはないけど。
TODOをみんなで共有することはいいかもしれないなあ。でもプロジェクトを横断したりすると、だんだん破綻してくるんだよなあ。全社的になると「管理されてる感」がでてきちゃうし。どうしたもんかね。
肝心な「議事録ドリブン」については、まあまあいいとは思うし、実際うちでもWikiを使ってやってるんだけど、書き手の作業スピードが会議のボトルネックになっちゃうのをどうにかしないとなーと思ってます。
あと、「決起集会」なんつー言葉を普通に使ってて、笑ったというか、不思議な感じだったよ。
— [本] 『究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル』相手の手の内を見た感が得られて楽しい。
無駄な情報も多いけど、まあまあ得られることはある。
日本向けにアレンジするにはもう一段階必要だけど、スタートはここでOK。
これはすごい。輸入の時差および改悪による情報伝達の劣悪さにもめげないアメリカのオタクどもの心意気にシビれる。特に「キルビル」の説明のところなんか、訳者である町山さん本人が書いてるかと思うくらい詳しく書かれてあって、映画秘宝と見まごうくらいだ。
自分としてのTODOは、
- 深作欣二監督「宇宙からのメッセージ」を観る。
折しも「ラッシュアワー3」のおかげで空前のデュークサナダブーム到来中なので、みんなもTODOに加えよう。
— [本] 『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』『奇跡の経営』と通じる部分がある。まるで姉妹書のよう。ただこちらは、社員を超えて、地球とかなんとか言い始めてるもんだから「経営書」としては微妙。「日本語版への序文」「イントロダクション」「訳者あとがき」を読めば十分かな。
志の高さと歴史の長さは評価するけれど、ビジネスをモノ作りにしてしまうと、
社員のクリエイティブさがそれほど発揮されないんじゃないかと想像する。
マトリックスに通じる道なので見れ!と言われたので見たけど、なにこのカオス。