Archive of posts from 2004-4
— [本] 『ウケる技術』著者のひとりである水野さんに会ったこともあって、改めて読み直してみた(立ち読みではなく、ちゃんと買ってみた)。本書の冒頭にもあるように、すべての愚民はツッコミアビリティを向上させる義務があると思う。すべてはそこから始まるのだと私は信じて止まない。
本書は笑いのパターン本であると言える。そこから学ぶべきことは、デザインパターンよろしく、
- コンテキスト
- フォース
- 解法
の3点のみである。ここに集中することで、ある一定レベルのスキルが身に付くと思われる。読み返してみて、かなりいい本だと改めて思った。
ただし気をつけなければならないのは「サンプルはパターンではない」という点だ。Fowlerもサンプルコードの肝はコードの指し示す「考え方」であって、コードそのものではないと指摘している。
回りくどい言い方してるけど、ぶっちゃけ、この本のサンプルってちっとも面白くないんだよッ!!(でもまとめたのは偉い)
— [本] 『考具 ―考えるための道具、持っていますか?』マンダラ・アートやらマインドマッピングやら、こういう類のものがよくまとまっているので、あまり知らないひとは読んでみるのもいいでしょうな。でも、まあ、これくらいはみんなやってんじゃねーかな、というのが感想。
アイデアを生み出すことに重要さをつらづら述べてはいるんだけど、本当に自由な発想をしていい人なんて、ごくごく限定されるよなー。そうは思いませんか?
— [本] 『よつばと! (2) (電撃コミックス)』ドトールで読んでたら、相方に「気持ち悪い笑い方すんな」と言われた。面白いのですから仕方ありません。って、やっぱこれちよちゃんだよなあ。
— [映画] 『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 [DVD]』どれだけ遅いねんッ。今更も今更ですが、見ました。なんか、見れば見るほど、ロードス島戦記に思えてくるのはオレだけか…(まあ普通は逆なんだが)。ドワーフにエルフに魔法使い、と。
— [本] 『ユースケースの適用:実践ガイド (ObjectTechnologySeries 8)』「ユースケースが出来上がりました」じゃあ次は……が欲しいんだけど、何か良い本は無いのかな。この本はカスってるんだけど、当たってない。コバーンの本はユースケースだけに留まっている(だから良書なんだけど)。ヤコブソンのOOSE本は次はBCEに分けて……という話になってるんだけど、いかんせん内容が古いし、なんだかよく分からない(結局、概論で終わってる)。
がっつりユースケース記述を書いて、んじゃどーすんべ。の解が欲すぃなあ。
この本、対話形式になってるんだけど、なんかうざい。
最後までバカなことを言う奴がいるんだけど、そいつが超うざい。学べよボケが。一方で、なんでも解決してしまうスーパー天才役がいる。そいつの鶴の一声でなんでもかんでも決まってしまうのだ。それっておかしいって。「分かったわ、○○でしょ!」「あたり!よく分かったね」とかね。うざすぎ。
— [映画] 『インファナル・アフェア [DVD]』体調崩して、会社休んだ。なので、寝ながらDVD鑑賞。
ここまで映画が成熟してしまうと「嘘くせー」っていうのなんか、軽く超えなきゃいけないんですね。観客に「あんなのあり得ないよ」「だって映画だもん」っていう一連の不毛な会話を与えないようにしなきゃいけない。
この映画を見終わった後、そんなセリフは言えないはず。例え「ありえねー」とか思ってても、トニー・レオン、かっけーと言ってしまうはず。面白かったっす。もしかすると、単なる「サラリーマンの上司と部下物語」なのかもしれないけど、それでもまあ面白かったですヨ。
ただ、若いころの二人(の役の人)が紛らわしくて、どっちがどっちやらわけわかんなくなったのが減点。トニー・レオンの昔の女みたいなのは必要ないんじゃねーの?と思ったのでそこも減点。
あと、ラストはどうなの?と思うので、これも減点にしとこう。
それから2ですよ。うまいですね。商売が。まるでドラクエIIIみたい。そして伝説へ。
— [本] Software people (Vol.4)あーなんかすげー萎える。こんな雑誌だったっけか。いきなりExcelが出てきてぶっ飛んだよ。ユースケースの理解も???って感じだし。まあいいけどさ。下記のサイトの出来から内容を判断しておくれ。
- http://village.infoweb.ne.jp/~fwgf2942/
「CMM」という言葉はもはや効かないので、あんまり多用するのもどうかと思う。
中にはいい記事もあるんだけどね、全体としてこの雑誌はダメだなあ。キモい。
— [映画] 『フレディ VS ジェイソン [DVD]』あー無理だよこれ。どちらも肉弾戦でしか「怖さ」を表せないのは不幸だよね。結局、物理的に破壊されるしかないんじゃん。どーしよーもねーな。
モニカ・キーナの胸が大きいのがせめてもの救いかな。
— [映画] 『未来世紀ブラジル スペシャルエディション [DVD]』情報が管理されて云々という話は、新鮮味も何もない。なので、ストーリーはうんこ。しかし、この作品が作られたのが1985年だということを考慮するならば、作品のクオリティの高さ(なぜか鎧武者!!)は評価されてしかるべきだろう。
お笑いの定番「天丼」もちゃんと踏まえているし(合併症が進む進む!!)、デ・ニーロはやっぱりかっこいいし(最高!!)、トーストが自動で焼けるなどという一連の「未来像」には萌え萌えだし(俺らが描いていた未来だ!!)、いいところはたくさーんあるんだけどね、「あははーこいつ頭おかしい」っていう感じで終わってしまうのは残念ね。もひとつ「おおおッ」って思わせる何かを入れないと、キワモノとして扱われちゃうのよね。