Archive of posts from 2003-6
— [映画] アンダーグラウンド/エミール・クストリッツァ『アンダーグラウンド [DVD]』同期のお気に入りの一本ということで観てみた。
— [映画] シベリア超特急/水野晴郎『シベリア超特急 特別編集版 [DVD]』これは凄い。噂はかねがね聞いておりましたが、よもや自分が見ることになろうとは……。なんというか、なんなんでしょう、なんて言えばいいんでしょうか。
— [映画] 『押井守シネマ・トリロジー 初期実写作品集 [DVD]』/押井守タクシーのシーン、うる星やつらと一緒だな。というか、ぜんぶ一緒なんだな。テーマも、演出も。しかも、千葉繁さん本人がアニメなんだよな。
— [映画] WX3 機動警察パトレイバー『WXIII 機動警察パトレイバー [DVD]』Amazonのレビューにもあるように、なにもパトレイバーである必要はないなあ。かといって駄作かというとそういうわけでもなく、よくできた(よくある)映画であることは確か。
— [映画] バウンド/ウォシャウスキー兄弟『バウンド [DVD]』何の予備知識もなく「あ。これマトリックスの監督のだ」程度で観始めたので、いきなりのレズシーンにどうしようかと思いました。いや、まじまじと見てたんですけどね。
— [映画] ファーゴ/ジョエル・コーエン『ファーゴ [DVD]』実話を元にしている、なんて言われてしまうと「おもしろい」だの「おもしろくない」だの、言えなくなっちゃうよなあ。
— [映画] うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]』おいおい、すんげーなこれ。噂には聞いてたけど、ここまでとは! なんで今まで観てなかったのか、大変悔やまれます(今まで、変な自尊心で借りる勇気がなかったのだな)。
— [映画] 少林寺『少林寺 [DVD]』やはりカンフーだよね!
— [映画] 恋愛寫眞今日が公開日だったらしく、1000円で見れました。
えーと。これは単なる広末のプロモーションビデオ。ファンには堪らない作品に仕上がっているんじゃないでしょうか。でもぼくはファンでも何でもないので、ただただ苦痛でしかありませんでした。
普通に見れば、広末と松田息子の2人は(事実そうなったように)一人の人間の「弱い部分」と「強い部分」の象徴。それらを現実の世界まで落とせば、「モラトリアムに悩む青年」と「天子のような(笑)スーパーガール」なわけで。そこらへんのフレームをもちっとしっかり守ってれば、もちっとどうにかなっていたような気がするんだけどなあ、結局さいごまでぐだぐだでしたね。ストーリーも安直……というかでたらめだし、広告の仕方(予告の作り方)もどうかと思うし。(意外な展開など何もないじゃないか!)
堤さんファンとして言えば、このひとは「トリックもの」か「コメディもの」撮ってればいいのに……という感じ。もっと登場人物を多くして謎を複雑にするか、ストーリーが分からなくなっても、とことん笑いを追及するか、どっちかじゃないと。どっちも中途半端にやるからこんなことに……あーあ。
もう書くのもダルいんだけど、あと2つ。
ひとつは「ゲイのひと」というのは、どんな作品の中でも舞台回し的な役割を担うのは必然的だなあってこと。これは別に感想でもなんでもないですけどね。今後、映画をみるときに「ゲイのひと」が出てきたら、そういう役割なんだなーと注意してみればいい話。
次。小池栄子。ぼくはずーーーーっと彼女を推しているのです。胸があり、シャベリもOK、下ネタもいけるし、お笑いもできる。芸人と絡ませても、女性ゲストと絡ませても、大御所のひとたちと絡ませても、すべてそつなくこなしていく。こんなに「使える奴」はいないじゃないか。だからぼくは小池栄子が好きだ。この「小器用さ」こそが彼女の魅力だといってもよい。
そんな彼女が役者をやってしまった。役者なんてものは、「小」器用じゃできないのに。やってもーた。彼女のおかげで、まるでDHCのCMのような印象を与えてくれてたと思う。いやいや、それは何も間違いじゃない。そういう印象を与えてくれたからこそ、この映画の評価も「んー仕方ないね」となっていたんだ、きっと。
いや、知らないけど。というか、どうでもいいや。
えーと
「恋愛寫眞リローデッド」とか。ダメか。
— [映画] 『グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~ [DVD]』「さあみなさん。泣く時間ですよ」と言ってくる映画は嫌いだ。とは言いながらも、泣いちゃう自分がいるわけだが。
キャストを見た時点で、ああこれはマット・デイモンを中心に話が進んでいくんだなと思いがちだが、これは実はロビン・ウィリアムズの話である(と、勝手にそう解釈する)。セラピストがセラピーのなかで癒されるというのは、よくある話だ。これは、まさにそれ。彼は妻の死後、妻のオナラの話で誰かと盛り上がったなんてことなんて、一度も無かったハズなのだ。それがマット・デイモンのセラピーの中で行われた。だから、目に見えるマット・デイモンの成長はすなわち、ロビン・ウィリアムズの見えない成長と比例する。
マット・デイモンは投げかけられる。「赤いカプセルを飲んで」本当の自分(がやりたいこと)を見つけるか、「青いカプセルを飲んで」何もかも制限して生きていくのか’分かってると思うけど、これはマトリックスの話だ。’。本人は赤いカプセルを飲むことに何の意味があるのかと言う。青と赤に何の違いが?(青でもいいじゃん。楽しけりゃ)職業に貴賎がある?大学の廊下をモップで掃除しながら数学の公式を解く仕事と大手シンクタンクで働くことの違いは? 何も違わないじゃないか。
最後、彼は21歳になると同時に、赤を選ぶ(車の色も赤だ)。それが本当に赤になるのは、これからの生き方次第。いつのまにか青になっちゃって、blogに会社の愚痴を書くような奴にはなってほしくないなあ(ってそれは俺だな)。
— [映画] 赤ちゃん泥棒/コーエン兄弟『赤ちゃん泥棒 [DVD]』赤ちゃんは存在しているだけで親を幸福にしている、っていうのはぜんっぜん言い過ぎじゃないなぁ。それがよぉーくよぉーくわかる。可愛い。可愛すぎる。あんなひとやこんなひとまで、もう赤ちゃんにメロメロ。メロメローーー!!