Archive of posts from yyyy-12-29

[映画] 『JUNO/ジュノ (特別編) [DVD]』

TVでやってたやつ。十代のあさはかな考えの内容かと思いきや、予想に反していい映画だった。オタクTシャツを着てる大人は号泣(違う意味で)。ただ、エリート役の彼氏がボンクラにしか見えないんだよなあ(スコット・ピルグリムの人)。

[映画] 『忘れられぬ人々 [DVD]』

篠崎誠監督。日本版「グラン・トリノ」だという話を聞いて。

『おかえり』の篠崎誠監督が名優たちを主役に迎えて、生きる勇気を描いた感動作。居酒屋の主人・巣田の妻が入院した先の看護婦が、戦死した戦友の孫娘である事を知る。元戦友同士の3人の老人は、それから思いも寄らぬ出来事に巻き込まれていくのだった…。

「グラン・トリノ」のウォルト・コワルスキーは、クリント・イーストウッド自身で、作品の世界に1人しかいない。一方で、本作には3人の老人(三橋達也、大木実、青木富夫)が登場し、それぞれが別々の性格や背景を担っている。単純な人数の違いだけど、それだけで作品の厚みが違う。ちなみに、三橋達也がクリント・イーストウッドに当たる。2009年現在では、その3人がすべて亡くなられているのがまた感慨深い。

相手となるのは、「グラン・トリノ」が分かりやすいギャングであるのに対して、本作は現代的な”悪”。
ダーティー・ハリーの44マグナム代わりは、三橋達也の日本刀だぜ。ラストはちょっと違うけどな。

おすすめ!Amazonではもう売ってないみたいだからレンタルするべし!

[映画] 『オールド・ボーイ スタンダード・エディション [DVD]』

パク・チャヌク監督。映画秘宝ゼロ年代ベスト13。

1988年、平凡なサラリーマン、オ・デス(チェ・ミンシク)は何者かに誘拐、監禁され、何と15年もの歳月を経て突然解放された。なぜこのような仕打ちを受けたのか真相を突き止め復讐すべく、すぐさま彼は行動に移すのだが…。

原作は読んでるはずなのだが、記憶にないw

催眠術はどうかと思うけど、まぁ面白かったです。

[本] 『進化しすぎた脳 』

2005年も終わりに近づいていますが、今頃になって、「ベスト・オブ・今年の俺のなかで良かった本」が表れました。それが、コレ。(とはいえ、去年の本だけども)

最近は脳関係の本をだらだらと読んでいるわけですが、その中ではダントツに良かった。脳という分野においては、解明されてないことがまだまだ多いわけで、専門家じゃないんだったらコレくらいで十分なんじゃねーの?っていうのが、しっかり網羅してある感じ。もちろん、コレだけじゃ物足りないんだけどね、そのあたりは『脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ』とか、そのあたりをあたればいいわけで。話題の『Mind Hacks』を読むよりも、まず先にこっちを読むといいと思ったよ。