Archive of posts from yyyy-10-30

[映画] 『黄金 [DVD]』

貧乏でホームレスな3人で金を掘りに行く話(たまたま宝くじが当たって軍資金ができた)。爺さんが「金は人を変えるから怖い」とさんざん言ってるのに、「そんなことはない」と言いながらやっぱり人が変わってしまう若者の悲劇。

金を掘ったあとに「これからどうする?」と聞かれて、2人は大きな夢の話をするんだけど、1人だけ「レストランでぜんぶ注文する」とか「女を買う」とかばかり言って、2人に呆れられる。とかなんとか、いろいろ教訓めいていて、よくできている。

[映画] 『ヘルボーイ』

キャラの設定が秀逸。それだけで合格だなあ。

量産型の敵にバリエーションがないのと、お話としてはもっと深みを出せたような気がするので、ちょっともったいない。

[映画] 『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』

続編なのにコケてなくてすごい。

ただ、等身大のアクションをきちんと描こうとすると、主人公にこれといった技がないのが致命的になってくる。

[映画] 『嗤う伊右衛門 [DVD]』

原作が複雑すぎるので、それをそのまま切り取るとエラいことになるのはすぐに分かる。で、どう切り取ったかというと、副題に「Eternal Love」と付いてることからも分かるように、伊右衛門とお岩、2人の愛を中心に据えることにしたようだ。

まずは伊右衛門。伊右衛門は無口である。なにせ今まで「嗤った」ことがないのだから。そんな無骨者の外見だけで、その愛とやらを伝えることが果たして出来るのだろうか。たとえば冒頭、お岩に「すまない」と言う。その「すまない」の意味するところが全く描かれていない。これでは興の欠片もないじゃないか。画で伝えられないなら、原作の地の文も、役者の言葉に変えたほうが良かったんじゃないか。

次にお岩こと小雪。これが凄い。ハマり役。提灯をブチ壊しながら狂乱する様は圧巻の一言。すばらしい。ただ、これまた冒頭、又市との対面のシーンでのお岩の外見が頂けない。あまりにキレイ過ぎるのだ。婿をとるかとらないかという重要なシーンなのに、ちょっと軽かったように思う(原作のセリフそのまんまだし)。まあ、元が美人だからどうしようもないと思うんだけどさー。

結局、2人の愛を語りきれず、振り幅が大きければ大きいほどその価値は同一化してしまう、程度になっちゃってたんじゃないかな。お岩を斬るシーン直前の伊右衛門のセリフなんかその典型。

あと、細かいところを言うと、又市のストーリーがずたずたになっていた。ありゃないよなあ。組み立て方が悪い。伊東役の椎名さんの演技は良かったけど、キャラのバックグラウンドがこれまた描かれて無くて、これまた軽かった。残念。

[本]10人の達人に学ぶセルフブランドの創り方/杉山 勝行

セルフブランドの創り方: 10人の達人に学ぶ』世の中のオヤジどもはこんなものを読んで満足しているのかと思うと、頭がクラクラしてきた。杉山という人が、ネット時代の仕事設計術を10人の達人に聞いて回るという内容である。これだけでため息が出るようなら(悪い意味で!!)、あなたはぼくと同じ側の人間なのだと思う(俺が正常という保証は無いが)。

[映画] ドランクマスター 酒仙拳 /ジョセフ・コウ

ドランクマスター 酒仙拳 [DVD]』ユエン・シャオティエンお師匠さんが出てくるのかと思いきや、冒頭だけ。しかも型だけ。あとは30年前のお話。でもまあ、お師匠さんのお師匠さんが華麗なるクンフーを見せてくれるので、それに満足。酔えば酔うほど……の真髄をそこに見たッ!

[映画] 修羅雪姫/佐藤信介

修羅雪姫 (初回限定/特別プレミアム版) [DVD]』ドニー・イェンが来てだなあ、アクションをふんだんに入れなきゃいけねーし、釈ちゃんいるからアップとかバリバリ入れなきゃいけないし、でもストーリーも練っていきたいし、でも予算あまりないし……というような、いろんな思案が映像に滲み出てたよ。まさに邦画。意外と面白かったです。