Archive of posts from yyyy-10-08
— [映画] 『カリガリ博士 新訳版 [DVD]』「インセプション」が「パプリカ」みたいだなーと思ってたら、「パプリカ」は「カリガリ博士」みたいだなーという記述を見つけたので、500円だし買ってみた。
が、著作権が失効しているので普通にアップされているという罠。もっと早く気づくべきだった。
で、見たけど、まあ普通の夢オチですね。歴史的意味以上のものは特にないかなぁ。
— [本] 『読書進化論‾人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか‾ (小学館101新書)』これまでのまとめみたいな内容。
誰が得をするんだこれ。
— [本] 『カリスマ教師の心づくり塾 日経プレミアシリーズ』語り口が違うだけで、言ってることは前から変わらない。
冒頭の
なんか分からんけど、間違ってる!
ってのは惹きつけられるエピソードだな。
コーチングの原則
- 60cm以内に入らない
- 相手と正対しない
- ストロークを出しまくる
- おうむ返しする
- 感情に同調する
- 思いやりの心を持つ
大前研一の顔が帯にあるので敬遠してたけど、
複数の場所で薦められていたので読んでみた。
大枠としては、ドラッカーのいう「ナレッジワーカー」の時代は、コンピュータや途上国への労働力の移動などによって代替される。そこから一歩抜きんでるためには、ハイコンセプト(全体を見渡す能力)およびハイタッチ(感情を扱う能力)の力が必要となる。この時代のことを著者は、情報の時代(第三の波)に続く「ハイ・コンセプトの時代」と呼んでいる。
この時代では、著者の提示する「デザイン」「物語」「全体の調和」「共感」「遊び心」「生きがい」といった6つの感性を使って、従来の「左脳主導思考」から「右脳主導思考」への切り替える必要がある。
まあ、ありがちな流れではあるんだけど、各章の終わりに豊富なリファレンスが用意されていて、それが結構面白かった。
たとえば、IDEOのカードゲーム、ロバート・マッキーの著書、アメリカ軍の体験ゲーム、エクマンの著書、生きがいを得るための著書などは、どれも実際に手にしてみたいと思った。他にも好きなデザインをスクラップする話なんかは、今だとtumblr.やFFFOUND!なんかが該当するのだろう。
特におかしなことは言ってない。むしろ、好意的な印象を持ったほどだ。
ただ、注意しておかなければならないのは、「左脳主導思考」の上に「右脳主導思考」があるとゆーわけではないという点だ。著者もそのくらい分かってはいるはずだが、あまりその点が強調されていない。言い換えれば、例として挙げている有名デザイナーがデザインしたトイレ掃除用ブラシが、そのデザイン性がゆえにクソ使いにくいものになってたらどーするよ?という点だ。あるいは、まだ使い勝手の上で改良の余地のあるものに、デザインを乗っけるだけでGJ!みたいに思われちゃうのはどーよ?という点だ。
デザインとかなんとか言っちゃうのもいーけれど、
それは行くところまで行っちゃった分野の話であって、
まだまだデザイン以外で語るべきことが多いところはまだ
たくさんあるのだという視点を忘れちゃならんよねー。
以前、sakusakuでDVDを紹介してたので借りてみた。
簡単に天国だの地獄だのゴッドだのサタンだのを出してくるのはどーなんだろなーという印象。怒られるよこんなの。とはいえ、宗教のことを一切考えなければ、割と楽しめる作品。世界観が非常に狭く、基本的にストーリーの流れが不自然なので、何も考えずにダラーっと見るのが吉。ただし、クライマックスのシーンがイイ。サタンのキャラが非常にイイ。このシーンは予想外に楽しめたなあ。
— [映画] アカルイミライ/黒沢清『アカルイミライ 通常版 [DVD]』良い映画だ。『回路』観て「黒沢さんもダメになったなー」と思っていたんだが、これは良かった。観ていて辛くなるくらい、のめりこんだ。