Archive of posts from yyyy-08-30

[本] 『ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語)』

先月の話になりますが、「翻訳された女」は、なぜ、「~だわ、~のよ」語尾で喋っているのか。 という興味深いまとめがありました。
確かに日常で使わない言葉を文章に登場させるというのは変な話です。
でも、実際に文章にしてみると、特に女性の言葉は難しいんです。
「職業翻訳者はやらないよう訓練されている」と書かれてありますが、本当かなあ? 嘘じゃね? 普通に見かけるわよ? とかなんとか思ってたんですけど、そこのコメント欄にあった『ヴァーチャル日本語 役割語の謎 (もっと知りたい!日本語)』が参考になりそうだったので、さっそく読んでみました(つっても、読んだのは先月なんだけど)。

てよだわ語

実際に使われていたというのがおもしろいですなあ。当時の女子高生の言葉だったと考えるとなかなか興味深いっすね。それが死語になって、お蝶夫人のような「ギャグ」として使われるようになったと。それに、女性を示す役割語としても便利なので、文章にはよく登場する感じですかねえ。

ついでに、老人や博士がみんなマスター・ヨーダみたいな喋り方をするのはなぜかという話もありました。

老人語(〜じゃ)

こちらも実際に使われていた言葉がステレオタイプ化して「役割語」になったという感じですね。


翻訳に限って言うなら、男女を区別するのは難しいので、ある程度、役割語を使うのは仕方ないんじゃないかなあと思います。インタビューなんかだと1人でしゃべっているので改善の余地はあるかもしれないですけど、会話だと本当に難しいと思います。

本当に「職業翻訳者はやらないよう訓練されている」のであれば、その結果を見てみたいなあ。どこで見れるんだろうか。

[本] 『3時間で「専門家」になる私の方法』

「テーマを決めて、情報を集めて、原稿を書く」という仕事の流れのなかで、情報を集める部分がインターネットによって劇的に変わった。新聞記者のように「マトリクス(要素 × ニュース性・情報源)」で考えて、効率的に埋めていくといい。

日経テレコンで過去記事をさらって、ググって記事やブログを見て、最後は2chなども見ていく。情報収集は拡散してしまうので、最初のテーマが重要。それと気づきや直感やセレンディピティも大切。はてブを横断するなど偶然に情報を見つけるようにしてみるのもいい。

よくまとまっている。特に(前時代の例としての)新聞記者の働き方は参考になる。

[本] 『聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)』

これが人気あるの?

クソつまんないんだけど。

[本] 『人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方 (講談社+α新書 344-1C)』

タイトルとかチラシとかが超重要なので、力を入れて作りましょう、というもの。難しいのはダメ(カタカナ文字とか)、一般人が読む雑誌やらテレビやらからパクって作るといいかも、みたいな。

まあ、一理ある。

[本] 『お客をまとめてつかまえる「セミナー営業」の上手なやり方 (DO BOOKS)』

とりあえず、入社早々に「セミナー、いつやるの?」って聞かれる船井総研って何なの?バカなの?って思ったけど、セミナーやってエサをまいて、その後のコンサル業務につなげるらしい。ふーん。

小手先のテクニックがてんこもり。実際にセミナーとかやるんだったら参考になりそう。

[本] 『プロ講師になる方法: 講演は自分を活かす新しい舞台だ! リピートがどんどんくる成功ノウハウのすべて』

心得集みたいな感じになってるけど、これも小手先のテクニックだなあ。

なんつーか、セミナーって密度が薄いんだよねえ。
話し方とか仕草とか雰囲気とか、確かに重要だけどさあ、楽しい時間を過ごしに行ってるわけでもあるまいし。

[本] 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN (10) (カドカワコミックスAエース)』

そうか。シャアはああやって生まれたのか。