Archive of posts from yyyy-01-14

[映画] 『マッドマックス [DVD]』

TVでやってたやつ。

赤ん坊を放ったまま海に遊びに行くとか意味わからん。そこは同情の余地がないわ。

[映画] 『フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]』

実話が元になっている映画。
貧困と犯罪と人種差別の問題を『アンネの日記』を通じてクラス全員が学んでいくという内容。

先生の懸命な働きかけで、みんながクラスの仲間を家族のように扱うようになり、
ホロコースト経験者から学んだ「正しく生きる」ことで、事態が好転していく。

あまりにもうまくいきすぎる(荒れているのに先生の話を素直に聞きすぎる)ので、
なんだかなーという感じもするけれど、そこは「実話だ」という圧倒的な説得力がある。

製作と先生役は、「ミリオンダラーベイビー」の人なのか!(ヒラリー・スワンク)

[映画] 『THE WAVE ウェイヴ [DVD]』

こちらも実話が元になった映画。
学校で「独裁制」を演習してみるとどうなるかというもの。

クラスのみんなで選んだ結果、先生が指導者を担当することになる。
先生を〜様づけで呼ぶ。ルールを制定する。
制服を統一(白いシャツ)する。ロゴを作る(ウェイヴ型)。
ウェブサイトを製作する。敬礼を決める(ウェイブのように手を前に)。

ここまでくると、
最初は「ありえねえwww」とバカにしていたクラスのみんなは、
遊び半分で独裁制の肯定を始め、次第に本気で独裁制を体現し始める。
グループに所属しない人間を排除する。
クラスが家族のようになる。
だが、「一致団結」という名のもとに、すべてが狂っていく。

同じような内容なのに、
『フリーダム・ライターズ』と対照的なのがおもしろい。

[映画] Dr.パルナサスの鏡

試写会。九段会館にて。

2007年、ロンドン。パルナサス博士が率いる旅芸人の一座が、街にやって来た。博士の出し物は、人が密かに心に隠し持つ欲望の世界を、鏡の向こうに形にしてみせる「イマジナリウム」。博士の鏡をくぐりぬけると、摩訶不思議な迷宮が待っている。1000歳になるという博士には、悲しい秘密があった。かつて “不死”と交換に、娘を悪魔に差し出す約束を交わしてしまったのだ。タイムリミットは、3日後に迫った娘の16歳の誕生日。記憶喪失の青年トニーとともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。彼らは、娘を守ることができるのか ―?

すごーく難しい。物語がないからだ。それなのに、作品中で「物語の有無の是非」について議論している。まるで仮面ライダーディケイドのようだ。これがテリー・ギリアムの世界か。

鏡の世界に入ることで主役の人相が変わる。それはヒース・レジャーの死去による偶然の演出ではあるのだが、これも仮面ライダーディケイドっぽい。ただ、鏡の世界は並行世界ではなく、人物の内面なのである。

博士と悪魔が言い争っている。悪魔は言う。

物語がなくても世界は成立するじゃないか

一方の博士は、

世界には物語は必要だ!!

と主張する。じゃあ、賭けをしようじゃないか。

賭けには勝った。
でも、結局のところ、世界は物語なんて必要としていなかったんだ。

そこからこれといった物語は何一つ語られない。テリー・ギリアムの眩いばかりの映像美に見せられながら、物語なんてどーだっていいと観客は思い始める(たぶんみんなそう)。これでいいのかなあ。よくわかんない。映像がすごいから、そんなのもういいんだ。ってなるけど、これはひょっとすると間違った「選択」なのかもしれない。

ラストで子供が質問する。

「これってハッピーエンドになるの?」

「そんなの、保証なんかできないよ」

世界に「物語」は必要なんだろうか。

[映画] 『善き人のためのソナタ スタンダード・エディション [DVD]』

ああいう国家はひとつなのではなくて、
その中に個人が何人もいたんだということがよく分かる。

ラストがいい。

[映画] 『ラブソングができるまで 特別版 [DVD]』

普通の娯楽映画。80年代は好きだし、結構よかった。

それにしてもドリューさんが可愛すぎる。

[映画] 『少林虎鶴拳 [DVD]』

パイメイの元ネタ。

20年も敵討ちで狙われちゃ気苦労もすごいだろうなあ。

話の展開がグダグダな上に、
ラストがなんじゃそりゃな感じだけど、
SB作品だし、ぜんぶOK。

[映画] 『続・少林虎鶴拳 邪教逆襲 [DVD]』

続編らしいんだけど、微妙につながってない。

女クンフーにしろ針灸にしろ、
ちょっと奇をてらった展開ではあるけど、
リュー・チャーフィー師父のアクションはさすがにすごい。

[映画] 『プラダを着た悪魔 (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD]』

ファッション誌のアシスタントとしてはダサすぎる!とかいうんだけど、そのままでも十分キレイなアン・ハサウェイはどうみても素敵すぎる。イモくさくするんだったら牛乳瓶底メガネでもかけさせれば良かったんじゃないかと思うんだけど、あっちには「メガネを外したら美人」的な法則はないのかなあ?

映画としては良かった。キレイだし、ストーリーもいいし、演技もいいし。

ファッションとかNYやパリの町並みには興味ないので、あくまでもストーリーベースの感想しかないのだけど、ラストの、「悪魔」の仕事っぷりを心の底から認めつつも自分の信念とは相容れないという主人公の描写、というのは、ありふれたシンプルな構造だよなあ。それ振り出しに戻ってるよ。

「悪魔」は(実際にそう突きつけられているように)絶対的な権威ではないのだから、ふつうに自分の意見を表してもよかったんじゃないかな?そんだけジャーナリストになることのほうが上なんだったら仕方ないけれど。それにしても転職時のリファレンスの怖さよ。

追記

メガネっ娘の変身は、アン・ハサウェイの『プリティ・プリンセス』でやってたんだね。