Archive of posts from 2011-3

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[映画] 『ファントム・オブ・パラダイス [DVD]』

なんで借りたのかよくわからないんだけど、名作ということなので見ておいて損はないようだ。
話をいろんなところから引用しているので、ありがちというか、すごく平凡。
でも、展開がめちゃくちゃなので、違和感がありまくりというか、全然飽きないというか。
よくわかんないんだけど、印象だけはよく残る。
特に、2画面に分かれるシーンとラストのカオス状態の2つが最高によい。
ファウストも題材の1つなので、水木サン(悪魔くん)的な雰囲気も漂うのがよろしい。

スワンがルパン三世のマモーに似ているなーと思ってたら、実際にモデルだという話がWikipediaに書いてある

[本] 『1.21人に1人が当選! “20代、コネなし”が市議会議員になる方法』

去年のことだけど、同級生が地元の町長選に出馬したのだ。
それほど親しい仲ではなかったけど、共通の友人が何人かいるのと、
実家にもあいさつ回りに来たということで、ちらほら彼の情報は入ってきてた。

老人しかいない田舎町なので、選挙に来るのも老人ばかりで、
若い(といっても32歳)の彼が当選することはあり得ないと思われていたようだけど、
相手は現職にもかかわらず、かなりの接戦だったそうだ。
結果的には落選したものの、あれだけの得票数を稼げるというのは、
純粋にすごいなー、よく頑張ったなあー、と思う。

自分は、田舎暮らしが嫌で嫌で仕方なかったので東京に出てきた人間なので、
地元にはさっぱり愛着がないんだけど、次回も出馬するのであれば、何らかの形で応援できるといいなーと思っている。

で、彼は何をしたのだろう?

ここで興味があるのは、彼が何をしたのかということだ。

小さな田舎町とはいっても1.5万人くらいはいるみたいで、有権者数となると1万くらいなのかなあ。1万人と知り合いというのは稀だと思う(Facebookの上限は5,000人)ので、何らかの方法で接触を試みなければならないだろう。握手やあいさつ回りなどの接近戦と、ポスターや選挙カーや講演などの中距離戦の組み合わせが基本だろうか。組織票がどれだけ大事かがわかってくるなあ。

それから、おそらく公約を掲げる必要があるので、政策についても勉強しなきゃいけないだろう。でも、どうやって? 普通は町議会議員を経てから町長に出馬するらしいからそれなりに仕組みを理解してるらしいけど、素人はどうすればいいの?

とまあ、いろいろグダグダ考えてみたけど、実際の選挙戦を直に見ることはできなかったので、彼が何をしたのかよくわからない。でも、参考になりそうな書籍があったので、それを読んでみることにした。

ちなみに著者は、地震の募金サイトとしても活用されているJustGiving設立者&理事らしい。

うむ。紹介や名簿といったあたりは、
政治活動は営業活動(見込客づくり)と似ている。
結局、認知度を高めることと接触回数を増やすことに尽きる。

悪い意味で「コミュ力」だけが重要な気もするので(政策立案とは直交するので)、
もうちょっとマニフェストベースになるといいなあ。

[本] 『ME2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」』

自分はよく「人生のステージ」っていう言葉を使うんだけど、
普通に生きていては、ステージなんか上がらないですわね。
でも、今はさまざまなツールがある。ブログもSNSもTwitterもある。
そこで気の利いたこと・おもしろいこと・役に立つことを発信していれば、
注目が集まる(うまくやれば)。注目が集まれば、あとは何とかなる。

スキルが伴わないことがわかれば失墜する可能性もあるけれど、
それでもステージは上がったままなのだなあ(ここがたぶん重要)。
例えば、頭のおかしい発言をして炎上しても、今もなお残っている人のどれだけ多いことか(借金踏み倒してもSNSに再登場するとかね)。しかも、友達が炎上してたら(どんなに友達が間違っていても)それなりに擁護するじゃん(本当はイイヤツ的な)。だから「人脈」も大事です!

まとめると、知名度をあげたらステージが上がる。
まあ、詐欺みたいな世界かもしれないけど。

実際には、世の中の人は観測範囲が狭いし、他人のことなんて気にしないし、いちいち名前を検索しないし、すぐに忘れてしまうのでこれでいいのだ!!

……という内容では決して無いのだけど、そういうことなんだと思った。

[映画] 『二代目はクリスチャン [DVD]』

HDRの整理の一環として。

話としては結構グダグダなんだけど、
スタッフやキャストがガチで取り組んでいる感じが伝わるのが素晴らしい。
志穂美悦子さんが美人過ぎる。かたせ梨乃さんの場末感たっぷりの演技はいつ見てもイイ。

[本] 『現代の預言者・小室直樹の学問と思想: ソ連崩壊はかく導かれた』

これはいいですね。よくまとまっているし読みやすい。小室直樹という怪物の要約版。

[映画] 『ドラゴンへの道 デジタル・リマスター版 [DVD]』

ウォーミングアップするリー師父がイイ!! キックが速いんだよ。惚れ惚れするわあ。それに師父が終始笑っているのがイイ。コメディ演技だって出来るよ!!

最後の敵はチャック・ノリス。
Wikipediaを見ると「チャック・ノリス・ジョーク」というのがあるんだけど、どうしてこうなった。

[映画] PRODIGAL MAN

本作品の監督キンバリー・リードは、性転換をし、女性になって初めて参加する同窓会に緊張していた。だがそれより気がかりなのは養子の兄、マークとの関係。キンバリーは兄の生みの親を探すが、なんとマークは、映画史上最大の映画監督オーソン・ウェルズと当時のセックスシンボル、リタ・ヘイワースの息子だった…。

オーソン・ウェルズの孫である養子の長男、性転換した次男、ゲイの三男。多様性がありすぎるだろ。

それにしても子供の頃から映画作り遊びをするのはすごいなあ(長男がいつも俳優役だったっていう)。

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