Archive of posts from 2010-11

« 2010-10 | 2010 | 2010-12 »

[本] 『エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書 589) 』

セレブの通訳をしている人のおもしろ話。本当におもしろい。

英語のスキルが高いわけではないので、その他も含めた総合力で仕事をしてきた著者。
そのためにセレブからも好評だったりするわけだけど、
最近は(自分の持ち味である)意訳ではなく「直訳をしろ」とクライアントから言われたり、
若くてスキルのある帰国子女の通訳が増えてきたり、
だんだん仕事の数も減ってきたりしている、
という本音も書いてある。

[映画] 『キリング・フィールド HDニューマスター版 [DVD]』

歴史的価値があると言われているけど、
終始個人目線なので肝心な情報は入ってこないし、
ラストで急に世界が小さくなっちゃう(あなたと私)。

教訓:パスポートを偽装するならちゃんとやろう!

[映画] 『アイアンマン2 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]』

ストーリーは変ですけど、おもしろかったですよ。

肝心のミッキー・ロークはもっと活躍してもよかったかなあ。

[映画] 『パブリック・エネミーズ リミテッド・バージョン [DVD]』

淡々とし過ぎてるのに長時間ということで、つまんなーい。

[映画] 『ラブリーボーン [DVD]』

ラストがうにゃうにゃするので勧善懲悪好きには評判悪そうだけど、自分としては良かったなあ。
むしろ妹の活躍とか犯人のラストとか、そういうのこそ蛇足であった、リアルはもっとカオスでいい。
すべてが相対的というか、殺人に恨みあるけどもうどうでもいいとか(でも家族は大事なので名残惜しいとか)、人生賛歌がキスにあるとか(えっ!それでいいの?だがそれがいい)、失意のどん底で若者にボコられるとか、そういうカオス。カ・オ・ス、カオスカオス。

まあ、ババアの家事はマジ蛇足だけどな。

[映画] 『道【淀川長治解説映像付き】 [DVD]』

Discasで借りてるから「淀川長治解説映像付き」だとは知らなかった。
いつも通りの名解説にホレボレしてると、これ5分くらいあるんだけども、
ストーリー全部しゃべっちゃった!!…先生ェ。

でもまあ結果的によかったです。
普通に見てると普通の物語だと思ってたはず。
(レビューを見ると大絶賛されてるけど、正直どうだろう)
頭の弱い子を主役にしているのは革新的だったのかもしれないけれど。

あと、DVDの特典にジェルソミーナがザンパノに売られた値段は当時の換算で「5,000円」と書いてあって驚愕した。

淀川先生の解説のほうに感動したので

甦る名調子!淀川長治クラシック名作映画解説全集 DVD-BOX』を注文した。

[本] 『不可能を可能にする視力再生の科学 (PHPサイエンス・ワールド新書 21) 』

レーシックは安全だというもの。

荒俣宏さんがレーシックを受けていて、いまは伊達メガネだという話に驚いた。

[映画] 『プレシャス [DVD]』

[映画] 『ストレイト・ストーリー [DVD]』

人生いろいろあるよねっていう。故障したトラクターに銃をぶっぱなすシーンが最高でした。

それにしてもデヴィッド・リンチが普通の映画を撮れるなんて驚いた。

[映画] 『カッコーの巣の上で [DVD]』

体制と個人の自由と反抗というようなことなんだろうけど、それを描くには回り道が過ぎる感じがしたなあ。確かに個々の場面はすごい。船に乗った生き生き感は素晴らしい。そして、なんといってもジャック・ニコルソンは凄過ぎる!! なのに、全体としては冗長というか、何だその展開というか。

セラピーの一環としてグループで対話を行うんだけど、ここに「対話」の欺瞞があるのだな。意見を述べよと促して、さも個人の自由があるかのように装うが、意見を言うメリットが何もないために誰も意見を言いたがらない。

« 2010-10 | 2010 | 2010-12 »