Archive of posts from 2005-2
— [映画] 『ドッペルゲンガー [DVD]』役所広司が2人って……『ガイアの夜明け』かよ。
なんつーかなあ、ドッペルゲンガーって言い切っちゃうとなんかツマんないよなあ。ドッペルゲンガーの存在が役所広司の分だけだったらもちっと良かったのかもしれないけど、永作の弟の分は必要ないなぁ。あれが存在していると、なんか全部がどっちらけな感じがするよ(あれがOKだと、みんなのドッペルゲンガーも存在しちゃうってことじゃん、身も蓋もない)。
そのほか気になったことは、以下の通り。
- エンジニアが自己満足だけでモノを作成するとは思えない。
- 役所広司がドッペルゲンガーと話してた喫茶店は、家の近所のお店だった。
- おまけに入っているVFXメイキングが面白い。ピンクの全身タイツが機械を動かしている!
エドはどっかで見たことあんなーと思ったら、あのモラトリアムばりばりのレコード屋だったか!(見終わってから気づいた)
さて。この作品、めちゃくちゃ面白かったよー。久々に映画見て興奮しました。冒頭のお母さんが車に轢かれるシーンで、早々にキターーー!って思った。それ以降もずっと同じテンションを引っ張っていられるってのは、ものすごいことだと思う。わくわくしちゃったよ。
ただこの作品、「結末が予想もできない」とか謳っていますけど、まあ予想できる範囲ですかね。そんなに大どんでん返しがあるわけじゃない。最初から話の枠が狭いし、証拠隠滅部分(画像的にね)が稚拙だし、そもそもタイトルがアレですしね……(タイトルは大失敗だろうなぁ)。それから、ラストもなぁ、不用意すぎるよバカって感じで興ざめ。
でもでも、予想できても尚、面白い。いい作品でした。
— [本] 『ハッカーと画家 』ようやく読み終えた。読者が何かしなきゃ!と思う文章はいい文章。故に、これは大変いい本。ぼくにとってLispはまだまだ遠い存在なので、Great Hackersの音声ファイルをMP3プレーヤーに入れて、通勤時に聴くことから始めよう。
— [映画] ファンタスティポ『プロローグ・オブ・ファンタスティポ [DVD]』見てきた。ちィィィィ、やられた。まんまとCDに釣られちゃったよ。あー期待した俺がバカだったなあ。映画じゃなくて、壮大なジャニーズ マーケティングのひとつのパーツだったんだなあ。甘かった。観客を見ればそれは一目瞭然で、ちと肩身の狭い思いをしながら見ちゃったよ。
— [本] 『監督不行届 (FEEL コミックス)』安野モヨコの「10代はオタクだったけど、20代はそれを払拭するよう頑張ってきた……が、30代になって生粋のオタクと結婚してしまい、また元の道に……あああああ」という感じがうまく出てる。面白い。巻末の辞典なんかも心配りができてて素晴らしい。
やっぱ、オタクが女性とうまくやるには「二人で一緒に楽しむ」しかねーんじゃねーかなー。ただし、庵野さんは(この漫画で読む限り)良質な(古き良き)オタクだなあという印象を受ける。これがイマドキオタクだったら……あわわ。美少女系よりも特撮系なオタクのほうが健全でいいっすよねーかんさん(w。
また、安野さんよりも年上っていうのも、二人がうまくいくポイントでもあるんだろうなあ。
※ でもまあ、たまに二人でアニソン歌うのも楽しいよ。うちはよく(略。
— [本] 『NYPD No.1ネゴシーエーター最強の交渉術』話すことと交渉することは似ている感じがする。場づくりはするけど、あくまでも自分が主体。自分がどう行動するかによって結果が変わってくる。細かな部分は「自分らしさ」でゴー!みたいな。
調子に乗って、またマインドマップ。
— [本] 『話し方入門 新装版』たつをさんとこ読んで買ってみた(リアル書店で買ってしまいました、スイマセン)。なんかたつをさんの影響受けまくっておるなあ……(でも熱は要らない)。
各章末に[まとめ]がついているので、そこを先に読んでから本文を読むとよいかも。
とりあえずマインドマップ描いてみたよ。
3巻から5巻まで読みました。
ガルマが死に、「君の父上がいけないのだよ」、ジーク!ジオン!、「坊やだからさ」、ランバ・ラル登場「ザクとは違うのだよ!ザクとはぁ!」、みたいな。
— [本] 『T字形ERデータベース設計技法』放置しっぱなしだったんだけど、ようやく読めた。
薄い割に読みにくいので、基準編+αのところだけでいいんじゃないかと思った。
記法がキモいので、別の記法でリライトすると理解が増す。
某MLで紹介されていたので買ってみた。本書が優れているのは、まず最初に若者の悩みとして「3つの病」を挙げ、読者のハートをキャッチすることに成功している点に尽きる(こういう本って内容は一緒で、あとは書き方次第なんだよね’あー、それと、ビジネス書ってアジャイル魂が欠けているよね。’)。
3つの病とは、
- 負け組編入恐怖症
- 戦略不在症候群
- 目標モデル喪失症
なんだけど、ぼくも(2)の戦略不在症候群にかかっている自覚症状があるのよね。いろいろやらなきゃいけないことはあるんだけど、あれこれ手をつけてらんない、あーどーしよー、時間ねえし、うおー、みたいな。
この病の悪循環を断ち切るためにどうすればいいか……というところまでが、本書の導入部。あとは、まあよくある自己啓発みたいなのと、簡単なロジカルシンキングの解説みたいなもの’株式調達のコストが高いっていうのがいまいちハァ?なんだけど。’。
結論としては、「実力派天邪鬼」っていうキーワードと、(人気のないもの)×(好きなこと)というキャッチーな式になるわけだけど、書き方がうまいのでそんなに嫌な感じがしない。ビジネス書とか読む習慣のないひとは、まあ読んでもいーんじゃねーの?
作者の方はblogもやってるそうな。
※それにしてもAmazonのレビューが悉くキモいわけだが。