Archive of posts from yyyy-03-17
— [映画] 『ニュースの天才 [DVD]』権威のある雑誌でデタラメな記事を書きまくったという実話を元にした作品。記事がデタラメであるがゆえに、誰からも苦情が来ない。デタラメだけどエンターテイメントとしておもしろい。バレそうになっても裏付けを自作しているので、バレない。だから、誰も指摘しなかったし、できなかった。でも、さすがに「ハッカー」のことを題材にしたら、専門家はおかしいぞと思うわけで、Yahoo!で検索しても情報が何も出てこない。あとはアナキンがダークサイドに落ちていくっていうオチ。腹立たしい演技が似合うね!
— [映画] 『ちいさな哲学者たち [DVD]』試みはおもしろいけど、いろんなテーマについて話すだけなので、最後にどうなるというわけでもなく。子どもだから仕方ないけど、基本的にみんな両親とテレビの影響を受けている感じかなあ。無茶苦茶な意見はそうそう出てこない。でも、幼稚園児なのに彼氏・彼女とか言ってるのはスゴい。あと、人種の多様性があるのはいいなあ。
— [映画] 『コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)』新しい感染症が発見された場合に世界がどのように動くかをシミュレートした作品。おもしろい。ワクチンのない状況で正確な情報を出すと混乱になりかねない。すると、ジュード・ロウみたいな「政府は嘘をついている!」と言い出す輩が出てくる。ワクチンができたらできたで、全世界に行き渡るまでに時間がかかるので、奪い合いの暴動になりかねない。家族も大事。世界も大事。自分も大事。異国の村人も大事。
それはそうと、ケイト・ウィンスレットはなぜマスクをしなかったのか。
— [映画] 『未来を生きる君たちへ [DVD]』いじめにしろ紛争にしろ、復讐の連鎖は絶ち切れるのか。やられたらやりかえせ。学校でいじめられている子どもはそう思う。やられてもやりかえしてはいけない。そんな子供たちに父親はそう伝える。日常の延長線上では、この仕組みは何も変わらない。でも、「イベント」が発生することで、父親は信念を変える。子どもは改心する。
世の中キチガイが多いですからねえ、できるだけ関わらないことを基本としながらも、いざとなるとキレイごとだけでは無理でしょうなあ。
— [映画] 『アンチクライスト [DVD]』いやーこれはしんどい。欝になりそう。
— [映画] 『赤ちゃん泥棒 [DVD]』TVでやってたやつ。子どもができてわかったけど、ハイハイするには10ヶ月くらいかかるんだよ。
— [映画] 『第9地区 [DVD]』TVでやってたやつ。吹き替えでみるとまた印象が違うね。
— [本] 『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』面白い!! 面白い!!
自分は水木サンの漫画しか興味ないけど、それでも漫画家の日常の話というのは面白いなぁ。
- 「お父ちゃんの漫画には未来がない。手塚漫画には未来がある」→(水木サン)「これが現実なんだ!おれは現実を書いているんだ!」
- 「『ヒットラー』っていい漫画だよねえ」→(水木サン)「当たり前だ!だってお父ちゃんこれ、一生懸命描いたんだもん!」
- 手塚先生の娘をホテルに誘う赤塚不二夫「じゃあるみちゃん、これからホテルに行こうか?」
- 手塚先生のベレー帽は横山隆一先生の真似
- 手塚娘は電気グルーヴの大ファン → 自身がプロデュースした鉄腕アトムのテクノコンピレーションアルバムに石野卓球を誘う→「アトム、あんまりわかんないから」と断られる → 電気グルーヴ「墓場鬼太郎」のOPを手がける → 手塚娘、嫉妬
- KITARO X ATOM 知らなかった!!
ヒドいなあこれ。お前ら宇宙をなめるな。ドレイク弱すぎ。それに簡単に時を越えられちゃうもんだから、時の流れとかもうグダグダになっちゃってるよー。
まあ、久々にパーフェクトハーモニーのザビーを見れたのは良かったかな。
— [映画] 『ゆれる [DVD]』これは良作。すばらしい。
吊橋の上で起きたある事件について、観客は何も教えてもらえない。事実と真実とが交錯して、こっちまで何が正しいのか分からなくなってくる。登場人物が理由として挙げるものはいちいち納得ができる。田舎の閉塞感。うんうん、もっともだ。だが、それらはすべて裏切られる。登場人物だけでなく、こっちまでドキっとするような裏切られ方だ。そして、その一瞬のうちに起こる内面の葛藤を、説明的でなく、本当に映像だけで描かれている。
見た後にいやーな感じになるけれど、それだけいい作品だってことだなあ。
— [映画] 『日本沈没 [DVD]』あんまり重要ではないところに時間を割いていたり、そのせいで無駄に長いし、終盤は展開が微妙だし(なぜ自衛隊のヘリに乗っているのかとか)、全体的に上から目線でしか事象を扱えてないところなんかは不満ありまくりんぐなんだけど、それを差し引いてもスゲエ作品。
まず登場人物の設定と役者がすごい。というか、藤岡弘、がすごい。「あなたは結婚するの?」「するさ」「なぜ?」「子供を作るためさ」「……抱いて!」えーーーー!みたいな。なにそれ。謎の老人は本当に謎だったなあ。なんだぁあれ。
日本沈没の危機により国民が国外へ移住しなければならないという問題提起によって、
- 国家と民族の有体を問い直す
- その実行計画をどうするか
という興味深い点を描いていたのは良かったなあ。描ききれてないけど、描こうとしたのは良かった。
特典映像に小松左京さんと竹内均さんの対談が。内容は面白いんだけど(『Newton』誕生の話とか)、竹内均さんの軽快なトークをさえぎってまで滑舌の悪い小松左京がしゃべりだすのがいちいちイライラした。
あーあとあと、昔の作品を見てるといつも思うんだけど、タバコよく吸ってるよね、みんな。
— [本] ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル『ロジカル・シンキング 』ロジカルシンキング言うても、プログラミングやってる人にとっては「んなもん当たり前じゃ」レベルのこと。