[映画] ドリーム(Hidden Figures)

前から見たかったこともあるけど、いま計算機の歴史みたいな本を翻訳しているので、ちょうどいいタイミングだなあと思って見た。マーキュリー計画に携わった3人の黒人女性を描いた作品。

冒頭から「同じ建物に非白人のトイレがない」という胸糞悪くなるような描写で、才能が重視されるNASA(NACA)であっても、当時は才能以外の部分で評価されていたという状況を嫌と言うほどわからされる。他の2人についても「昇進の条件を満たすには白人の学校に通う必要がある」だったり、「管理職相当の働きをしていても黒人は管理職にはなれない」だったりと、理不尽な現実を突きつけられる。

とはいえ、物語としては非常に素直な流れになっている。そうした厳しい現実に屈することなく、仕事もプライベートも充実させながら、力強く生きていく主人公たちの生き様が描かれている。そして、上記の問題は本人たちの努力や周囲の尽力で解決され、最終的にはマーキュリー計画が成功して終わる。すばらしい作品。

最終的に管理職になる女性(ドロシー・ヴォーン)は、図書館から盗んでいた本(税金で買ったものだから私のもの理論!!笑、書籍は架空のものっぽい)でFORTRANを勉強して、IBM 7090の使い方を勝手に覚えて、さらには手計算をしていた部下たちにもFORTRANを学ばせて、IBM部隊のマネージャーになっていた。

Image from Gyazo

Wikipediaを見ると、映画なのでいろいろ脚色があるようだが、それを差し引いても当時のことを感じられるよい作品でした!