Archive of posts from 2025-10
— [映画] ハウス・オブ・ダイナマイト大陸間弾道ミサイルを迎撃できる確率は61%。まさにコインを投げるのと同じ。しかもアメリカには50機程度しか配備されていない。一方、大陸間弾道ミサイルは世界に千発程度は存在する。つまり、世界中の都市に核ミサイルが打ち込まれる可能性が高いってことだ……というのをアメリカを舞台にして描いた作品。同じ時間を3つの立場から描く。おもしろかった。が、じゃあそこからどうするを描いていないので、消化不良ではある。
— [映画] 秒速5センチメートルアニメ版はしょーもなかったのに、あんなあれをここまで発展させて、成長譚にまでしていて、良かった。作り手が「これを実写でやるとサブい」ってのに細心の注意を払っている印象で、とにかく「自然」を大切にしていた感じがする。「自然」については松村北斗の演技が最たるもので、その松村が演じる現在パートが大幅に肉付けされているため、全体的にも説得力がましていて、ちゃんと「物語」になっていた。アニメが苦手だった人でも大丈夫だと思う。また、当時の「IT業界はコミュニケーションなくても大丈夫」の雰囲気がよくでていたな。
残念な点で言えば、中学時代の女の子がすごく可愛いけど、だいぶ陽キャ寄りっぽい印象で役とミスマッチだったのと、高校時代の男の子がもっと松村くんに寄っていたらよかったのに、ってのはある。
一方、森七菜がすごすぎてビビった。本当にいい役者さんだ。宮﨑あおいは小柄なイメージだったけど、高畑充希はもっと小さいんだな。かわいい。あと、みんな大好き岡部たかしが出てた。
— [映画] ワン・バトル・アフター・アナザーおもろー!
ディカプリオがハゲ散らかしてわちゃわちゃするのも、ショーン・ペンの昭和軍人みたいな佇まいも(昭和ではないが)、娘役のチェイス・インフィニティのかわいさも、ベニチオ・デル・トロの最高のセンセイも、ぜーんぶよかったなあ。クライマックスのカーチェイスの上下の画も素晴らしかった。
が、それでも162分は長いかなあ。お母さんところはもっと短くてもいいかも。