[映画] KNEECAP/ニーキャップ

何の情報も入れずに見たのだが、バチクソ良かった。とにかく音楽がかっこよすぎた。作品中のセリフを引用するならば、前時代の革命家のように武器を手にするのではなく、黒人に声を与えた「ヒップホップ」とアイルランド語という「弾丸」を使って戦う、みたいな感じ。とはいえ、描き方はオシャレで、ユーモアがふんだん散りばめられていて、劇場では何度も笑い声が起きていた。

あとから知ったのだが、KNEECAPは実在し、メンバーは本人たちが演じていたようだ(すごい!俳優かと思ってた)。とはいえ、ドキュメンタリーというわけではないらしい。ただし、《だいたい本当のエピソード》であり、《むしろ「え⁉」って思うようなヤバいシーンほど事実で、地味なシーンほど創作だったりします》だそうだ。

参考:『KNEECAP/ニーキャップ』監督が語る──アイルランド語でラップするヒップホップトリオKNEECAPから見えた言語の絶滅がもたらす弊害とは

あ、あと808が出てきたのは良かったな!ちょうど「ローランドの楽屋にて」が808の開発者である菊本忠男さんのインタビューの回だった。