[本] 『匠三代 (1) (ビッグコミックス)』
スペリオールの立ち読みで気にはなってたんだけど、
ちゃんと読んだことがなかったので1〜4巻まで購入。
舞台は深川。以前、門前仲町に住んでいたことがあるので、背景の絵なんかがすごく懐かしい。いわゆる地元愛や人情話のようなストレートでベタな話だけど、全体的にいい匂いがする。ただ、まあ、漫画なので、現実味はないかなぁ。実際、昔から住んでいるか、商店なんかをやってないと、あんなに地元に溶け込むことはできないと思う。とはいえ、倉科遼のストーリーはそういうベタなところがいいので、ぜんぜん問題ない。
それよりも、ちゃんとした建物の図面や予算が登場するところがいい感じなんだよなあ。連載のほうだと外国人に300万で茶室を作ってくれと言われて爺さんがぶち切れてたね。ああいうのが面白いんだよなあ。
2巻には渡辺篤史さんとの対談が掲載されている。こういうところもいいなあ。