[映画] 『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ブルーバレンタイン」の感想でよく引き合いに出されているので観てみた。2人の関係性は似ているけどテーマはちょっと違うなあ。ブルーバレンタインは「現在との折り合いのつけ方」であるのに対し、この作品は目線が未来に向けられていて、現在の「否定」になっている。言い換えれば、終わりなき日常に絶望する話だ。ウォッチメンのコメディアンのように「狂気の時代に生きる知恵者」になれるかどうかがポイントだと言える。なので、テーマとしては古くさいかなあ。50年代の話なので仕方ないけど。

あの「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが「壊れかけの夫婦」を演じるというのがおもしろい。タイタニックの2人もこうやって破綻するんだろうなということを予感させる。それにしても、ケイト・ウィンスレットはブルーレイだとしわくちゃだよ!