[映画] キック・アス

スーパーヒーローが何なのかよく分かっている!!
作り手と観客が100%共感するという素晴らしい作品だなあ。
話の題材的にどうしても二次制作的になってしまうところは否めないが、
数々の引用やオマージュが散りばめられてあってよく勉強しているし、
クライマックスでポップな音楽を流すとかはオリジナリティがあって良いと思う。

一般人がヒーローに憧れる王道の流れは踏襲しつつも(ウォッチメン的といってもいい。ここはここでよくできている)、他人の「本物」あるいは「本気」を見せられると、一般人だって「感化される」というところがポイントなんだと思う。「本気は人を変える」といってもいい。それがヒーローだし、ヒーローの原動力でもある。いやあ、感動したなあ。

その「本気の」ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツが猛烈にかわいいんだなあ。
彼女が本当の主役なので(視点がキック・アスになってるだけ)、その活躍っぷりには目を見張るばかり。超絶カッコいいんだ。あとで調べたら、「(500)日のサマー」の相談役の子なんだってね!

それからお父さんのニコラス・ケイジのコメディがいいんだなあ。これが。
娘とのコントとかクイズとか30万ドルの銃とか。どれも素敵だ。
今まであまり好きな役者じゃなかったけど、大好きになったねッ!!

レッド・スミス役のクリストファー・ミンツ=プラッセのクソむかつく顔もいいんだよなあ。絶対どこかで見たことある顔だと思ったら、「スーパーバッド 童貞ウォーズ」に出演してたのか。特徴ある顔はいいですなあ。

主役のアーロン・ジョンソンは、これといって特徴あるわけじゃないけど、「ノーウェアボーイ」のジョン・レノン役の人か。今後も活躍するんでしょうなあ。

監督のマシュー・ヴォーンは知らなかったけど、ガイ・リッチーのプロデューサなのかあ。来年には「X-Men: First Class」が監督が予定されているらしい。これは期待ですな。

残虐な場面が多々あって、
そこは賛否両論あるかもしれないけど、
いい作品でした!!