[映画] SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー傷だらけのライム
俺たちのバルト9にて。
SR1と構造が同じ過ぎてどうしたもんかなあ。男女の違いはよく描けている(脅威の相手:先輩→年下、学生時代の充実度:非充実→充実、対象年齢:20歳前後→25歳前後)けど、それだけのような気もする。むしろ、SR1であれほど大切だったラップ(他に選択肢のない人生唯一の代物)が、コンニャクやら借金やらの日常を越える強度になってない(単なる寄り道や思い出作りになってる)のが致命的。ふつーに日常のコンニャクへと戻ってきちゃうんだ。
笑えるところも泣けるところもそれぞれちゃんとあるけれど(ウグイス嬢のラップは最高!!)、号泣メーンとはほど遠いかなあ。
平成の寅さんを標榜しているらしいので、ある程度数を重ねて、北関東を制覇したときに改めて評価できる作品なのかもしれないけど。