Archive of posts from 2010-5
— [映画] 『オーロラの彼方へ [DVD]』- 監督:グレゴリー・ホブリット
30年の時を越えた“声のタイムトラベル”で結ばれる親子の絆を描いた傑作SFファンタジー!オーロラが生んだ時空の歪みによって、1969年と1999年が無線を通じて結ばれた。無線の前に座っているのは決して会うことのなかった死んだ父と成長した息子。未来と過去を繋ぐのは周波数だけだった。父の命を救うために息子が取った行動は歴史に歪みを生じさせてしまい…。
いわゆるタイムトラベルもので、過去を変えることで現在が変わるというもの。そこに目新しさはないけれど、この作品が特徴的なのは人間の肉体が移動するのではなく、「無線を使った会話の情報」だけが移動するという点。
人間的な描写は素敵だけど、まあ、それだけかなあ。タイムトラベルものはどう頑張っても破綻するからね。並行世界が存在するんじゃなくて、すべてが強制的にマージされるというのが、これまたどうなんだろうかね。コンフリクトしないのかなあ。
— [映画] 『ほえる犬は噛まない [DVD]』ボン・ジュノ監督の処女作。閑静なマンション団地で仔犬の連続失踪事件が起こる。個性豊かなキャラクター達のジャンルに納まらない新感覚の作品。
『ユリイカ』のポン・ジュノ特集を読むために見た。これは習作だわ。その場しのぎの羅列でしかない。見ていて退屈。
しかし、犬を食う、知恵遅れ、問題を抱えたままの主人公、といった「普通では描写しない」ものを描いているのがすごい。これは監督の後の作品にもつながる。
— [本] 『闘うプログラマー 』登場人物がみんな凄すぎて萎縮するわ。
- ビル・ゲイツはどのプロジェクトでもプログラマを責任者にし、管理とプログラミングの両方をまかせる
- スカンクワークはトム・ピーターズの言葉
- ハンガリアン記法はクソ
それにしても、大規模なソフトウェア開発にはパトロンが必要だよなあ。