[本] 『不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)

個職化によるタコツボ状態を抜け出すには、協力し合える組織つくりが必要。そのためには、インフォーマルな活動が向いている。たとえば、社員旅行がいい。ただし、昔みたいに「社員旅行って残業代出るんですかー?(損得勘定)」的なものから「社員旅行って面白い!(感情)」に移行する必要がある。

……っていうんだけど、どうだろうかね。「面白い」なんて人それぞれだし、価値観を統一するたって、その人のライフサイクルにおいって価値観なんて変わっていくじゃんか。
例として挙がっているような、学生みたいな(あるいは体育会系みたいな)ノリも、私なんかは大嫌いなんだなあ。クソつまんねー社内ブログとか、馴れ合いみたいな社内SNSとか、想像しただけで吐きそうになる。

オープンソース的な活動における「感謝」や「認知」がモチベーションにつながるというのはその通りだけど、じゃあそれを会社でどう活かしたらいいのかね。ゆるいつながりを、システム的にどうにかできないかね。

1つの解としては、普通に公開ブログを書くのがいいと思うのだけど。
RSSリーダーでも補足できるし、入社前や退職後だって読み続けられるし、
どうせ30年も企業は持たないんだし。