[本] 『カラテカ・入江のコンパライフ女子もう帰っちゃうの?』
コンパって、複数人である一定の場を作る作業なわけだから、チームビルディングやらファシリテーションやらと何かしら関係があるんじゃねーか?と「やりすぎコージー」で入江さんを見てからずっと思ってて、そんな理由でワクワクしながら読んでみたんだけど、まだ方法論にまでは昇華しきれてないようで、軽いまとめとエピソード集で終わってた。参考にしようと思えば参考にならないこともないけれど、抽象化されてないのでちょっと効率悪い。残念。
でも、そういう目的で読む奴ぁいるわきゃないわけで、芸人さんの本としてはかなり良かったよ。もっと売れろ!!
なかでも車中でコンパをやるというのがすごく面白かったなあ。「あいのり」っぽく、途中で誰かを下車させて、あとでまた「新メンバー」として乗車させるというのは、どんだけアイデアマンなんだと思った。
電車のなかで吐きそうな女の子がいるときに、中吊りを取って、メガホン状にして、その中に吐かせたというエピソードは、どんだけ伊藤家なのかと思った。
居酒屋でのコンパでは、テーブルにお皿が載るのを良しとしないみたいで(ゲームの支障となる)、最初はお新香とサラダぐらいでいいと言う。お腹がすくんだったら、唐揚げとかポテトとか食ってればいい、ってすごい小学生脳だと思った。
基本的に大衆居酒屋での一気コールがかかるようなコンパが対象なので
(「やりすぎコージー」でもその風景を見たけれど)、
自分はもう年齢的にそういうのは付いていけないなあ、入江さんのほうが年上だけど。最近、一気コールを聞いたのは、自分の結婚式の2次会で、改めてそう思った次第。