[本] 『ハーバードMBA留学記 』
はじめから4章までがとてつもなくツマんなくてどーしよーかと思ったけど、「5章 ファンド資本主義」「6章 キャリアと人生の送り方」は面白かったなあ。
5章は著者の立ち位置であり視点であり、超スーパーエリートは金融業でべらぼうに稼げるという裏付けでもある。これを読んだところでどーにもならんので、あーそうですかー羨ましいよー羨ましいよーとしか感想がないが(うえーん)。
6章はぐっと親近感が沸く。小室哲哉に憧れてEOSを買ったところなんて涙がでるくらい親近感が沸く。「プランド・ハップンスタンス(計画された偶然性理論)」というキャリアのプロセス自体を楽しむという視点は、今までなんとなく気づいていたようではあったんだけど、ちゃんと言葉(理論)になっていたんだということを知って、すんごく安心できた。ただここでも、学生時代に司法試験合格とか、退職金がめちゃくちゃあったとか、英語で普通に話してやがんよとか、「これが超スーパーエリートの力か……」という具合に、普通の人は読んでいてゲンナリするので注意。精神的にキます。でも面白かった。
あーあと、著者はコンサルな人たちのなかに凄いっていう人が多いって言うんだけど、そんなもんですかねー。そんな凄い人には一度、会ってみたいもんだなあ。普通にハッカーのほうが凄いと思うけどね。