[本] 『すごい会議

  • 「提案」「リクエスト」「明確化のための意見」以外の発言は無駄
  • リクエストにYESをもらうには、「インパクト(相手にとってのメリット)」「求めるのは作業ではなく成果」「リクエスト側の問題へのコミットメント」が必要となる。

と、まあ、こんだけかな。あとはどーでもいい感じ。つーか、こんな間違えようもないことをちょこっとだけ書いて、肝心なことは何も書いてないので、なんとも評価しにくい。間違ってはないけど、で、なんなの? みたいな。薄い本にできることは、所詮こんなもんかも。

たとえば、P.82にこんなことが書いてある。

この部屋の外にいる連中に、ここで起こったことをどういうふうに伝えれば、彼らから情熱を注いでもらえるか?

正解や模範解答はない。(中略)模範解答があったら、どこかで調べてくればいい。

えーーー。実はそこが一番重要じゃねーの? わけわからん会議で意味不明な指令が降ってきたら、下の人間は「あー分かりました(FUCK!)」って思うじゃん。それだって十分「会議の」問題じゃーん。

でも、まあ、ターゲットがボードの人間なのかな。俺は関係ねーや。捨て。

ひとつだけ追記

「○○について」を「どうすれば、○○を××にできるか?」と設問を変えるという手法はよく耳にすることで、この本にもそう書いてある。この本ではさらに、これを「なぜ、○○を××にできないか?」というふうに変えてはダメだと言う。後ろに「(できねーのはお前が悪いからだよバカ)」という責任を押し付ける文句がついちゃうからだそうな(こうは書いてはいないけれど)。でもなあ、WHYが分からないことにはHOWも続かないように思うけどな。