[本] 『上京ものがたり』/西原 理恵子

他人からはマイナスに見える事象もプラスに見える事象も、そしてなんでもないように見える事象も、実はすべて同質。すべては受け手の気持ち次第。バカ店長からの叱咤が何でもないようなときもあれば、そこいらの野良ネコに嫉妬するときもある。受け手はそれら事象によって成長させられるわけだな。一人称の視点だと、自身の成長が、事象への受け入れ方に変化で見て取れる。でも、結局、彼女の成功の秘訣はなんだったんだろうなあ。