[本][Agile] 『リーンソフトウエア開発 』
ソフトウェア業界は製造業に例えられることが多いが、誤解が2つほどある。
- 他業種は工学的で非属人的である
- ソフトウェア業界にそのまま適応すればよい
(1)は、たしかに科学的管理法の波がはあったが、それはもう過去の話で、今は(というかずいぶん前から)「現場主義」という言葉が示すように、人にフォーカスをあてたほうがうまくいくケースが多いとされているので誤り。
(2)は、「そのまま」というところが誤り。若干、ローカライズを加えないといけない。
(2)を誤解してしまうことは多々あるが、(1)を誤解したまま(2)を誤解してしまうような最悪のケースも中にはある(CMMIとかね)。
このへんの微妙なバランスを、本書ではうまーく扱っている。いかに人が大切で、いかにソフトウェア開発に取り込んでいくか。
本書には洋書によくある「やってみよう」の項目がついている。これって好きなんだよなあー。クイズとかね。ああいうのいいよね。こういうのがあるから、おーし実践してみよーっていう気持ちになる。
てなわけで、マインドマップを作ってみたよ。
- 0, ‘マインドマップ:リーンソフトウェア開発’
いくつかの章は僕個人の興味の対象外だったので読み飛ばしてしまったが、翻訳がしっかりしててかなーり好感もてる仕上がりになっとるよ。
難点は、いきなりコラムもどきなレイアウトが出てきて、読むリズムを狂わせてくれる点。これは、どうにも読みにくいのう。
追記:
なんだかタイミングよくニュースが。