[本] 『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー 2

懐メロを聞くような感じでしか読めない他の著書とは違い(懐メロもそれはそれでいいもんだよ)、記憶スケッチアカデミーはそのままで楽しめるから好きだ。大好きだ。なかでも年寄りの作品は大ウケ。どーして年寄りはこうも面白いのか。それに対するナンシー関のコメントも秀逸。なんだかんだあるけれど、平和でいいなーと思う。

裏から始まる『赤パソコン青パソコン』では、当時の個人HPの盛り上がりっぷりを受け、この自意識はどこからくるのか(今までどこにあったのか)と疑問を呈しながら、いずれ

一億総(大橋)巨泉(笑)

になるという、これ以上ない言葉で締めている。さすが。blogブームなんてのも所詮、その範疇だ。